プリンセスと魔法のキスの凄みについて語る

こんにちは!山と海、どっちが好き?コンビニが好きです!ガストンです!

プリンセスと魔法のキスっていうディズニーアニメ作品みんな知ってる!?あまり知られてないのが悲しすぎるけど本当に本当に最高の映画。ラプンツェルの一個前に発表された作品です。ラプンツェル以降はボルト、アナ雪、ベイマックスと、ずっとCGなので、最後の手書きアニメーション作品ということになります。(2015.12.8追記 ボルトはプリンセスと魔法のキスの前でした。大変失礼しました)

僕はこのプリンセスと魔法のキスが本当に大好きで、ディズニーアニメの中でどれが一番好き?と聞かれたらこれを挙げます。そして間髪入れずにこの作品の良さのプレゼンに入ります。

前半ネタバレなし、後半ネタバレありです。

以下ネタバレなし

プリンセスと魔法のキスざっくり説明

どんな話かというと、カエルになっちゃった王子様を助けるためにヒロインがキスをしたら、ヒロインまでカエルになっちゃった!という話です。まずこの展開を予告で見せられたときは、「えええええええぇーー!!!!!???なにそれ!!!最悪じゃん!!めっちゃおもろそう!!!」と思いました。思ったよね!?もうこれだけでめっちゃおもろいよね?

ちなみにこの衝撃的な展開はディズニーオリジナルのものではなくて原作があります。「カエルになったお姫様」という本です。もちろん、他のディズニー作品同様、ほぼ別のお話です。

まじ見た方がいいよ

もうね、まだ見てない人ね、まじで見た方がいいです。だっておれが泣いたんだよ!?あの「砂漠の涙腺」と呼ばれたあのガストンが泣いたんだよ!?人生で今まで観た映画で泣いた作品は「火垂るの墓」と「ミュウツーの逆襲」だけだというあのガストンが泣いたんだよ!?いや、まあ泣いたというか正確には泣きかけただけなんだけど・・でも泣きかけたんだよ!?喉の奥の方がぐっと熱くなるあの感じになったんだよ!?

で、何より特筆すべきなのは、ヒロインが冒頭で「星に願いをかけるだけじゃ夢は叶わない。努力しないと」と言うのです!!聞いた!?いま聞いた!?もっかい言おうか!?ヒロインが、冒頭で、「星に願いをかけるだけじゃ夢は叶わない。努力しないと」と言うのです!!びっくりでしょ!?おいおいディズニーそんなこと言って大丈夫かよーー!!そんなこと言ってもしラストでヒロインの努力が足りずに夢が叶わなかったらどうするんだよー!!と思ってしまいますがもちろんそんなことはなく最後は思わぬ形でウルトラハッピーになります。

でもこのヒロインの現実的な考え方がこれまでのディズニーとは決定的に違うところです。ちなみにこの時期の「魔法にかけられて」や「ラプンツェル」などのディズニー作品にも、このような現代人の感覚に寄せてきてる流れが見られます。「王子様とお姫様が最後ハッピーエンドでウルトラハッピー!」とか「ミュージカルシーン盛りだくさん曲サイコー!」とかにあまり惹かれない人は楽しめないかもしれませんが、「白雪姫とかシンデレラとかのサクセスストーリー嫌い!だってあの人達王子様を待ってるだけじゃん!」みたいなことを思っちゃう人には是非身てほしい作品です。もうまじで最後感動します。絶対最後あなたは裏切られます。ディズニーでこんなに「えええええーーー!!!?」ってなる脚本なかなかないです。しかもその「ええええー!!」が、「お前が犯人だったのかー!?」みたいなサスペンス的な伏線回収じゃなくて、泣けて感動する方向に行く「ええええーー!!」なのです。もう見ればわかる。くっそ感動します。涙腺崩壊です。砂漠に突如現れたオアシスです。いや温泉です。間欠泉です。まあ泣いてないんだけどね。

あとミュージカルシーンほんとに多いです。そして盛り上がるテンションのが多くて楽しい。アナ雪より曲数多い気がする。もうプリンセスと魔法のキス最高です。

このへんでネタバレなしの解説おわり。以下ネタバレあり。まだ見てない人は絶対読むな。読むなよ!読む前にゲオ行って来い!

以下ネタバレあり

ディズニー作品の中で一番泣いた

はい!じゃあもう既にプリンセスと魔法のキスを観た人しか見てないということで、言うけど、最後のレイモンドくそやばくない!!??最期のエヴァンジェリーンおにくそやばくない!?泣いたよね!?間欠泉吹き出したよね!?

もーねーあれはずるい。あれはもう最後どっかーんだもんね!!!

いやねー正直レイモンド(ホタルのやつね)がファシリエ(悪役ね)に踏まれたときの音を聞いた時は「死んだーーーー!!!!」と思ったけど、まさかほんとに死ぬとは思わなかった。そして、まじで葬式的なシーンやると思わなかった。しかも物語終盤だよ?ベイマックスのタダシのときとはわけが違うんだよ?レイモンドはもういないんだ・・とか言っちゃったらほんとにそのまま終わっちゃうよ?この悲しみどう片付けんの?無理じゃん!だってもう死んでるんだもん!・・と!おもった矢先にエヴァンジェリーーーン!!!ですよ!!星ィィィィィ!!!ですよ!!

まさかああいうハッピーエンドの在り方があるとは思っていませんでした。片思いの恋のゴールは結ばれるか否かの二択しか残されていないと思っていました。あれはほんと泣ける・・

曲が全部いい

この映画の魅力はなんといっても音楽です。もう全部いい。当然iPodに入ってます。サウンドトラックだけで考えたらアナと雪の女王と張る。うーん張る。とにかくアップテンポな曲が多いという印象です。映画を見ていて、最初にティアナの曲でアップテンポなのが来て、いいね!その調子!と思ったらファシリエの登場シーンでまたアップなのが来て、うおおおい!よすぎか!空気読みすぎか!ありがとうございます!ってなって、さらに畳み掛けるようにルイスの「もうすぐ人間だ」が来て、なんだこの俺好みセレクションはあああ!!ってなって、沼地の歌とか「もう一度考えて」とか来た時にはもう失神ものです。お腹いっぱいです。ため息しか出ません。いい意味で。

-『そ​れ​が​ニ​ュ​ー​オ​ー​リ​ン​ズ (Down in New Orleans)』 ←冒頭のおじさん声の歌
-『夢まで あとすこし (Almost There)』←ティアナがママと歌う歌。映画が始まって間もなくアップテンポな曲が入ってウキウキする。
-『ファシリエの企み (Friends on the Other Side)』 ←なんてやつだお前はァ!から始まるファシリエの名曲。これもアップテンポくっそいい。最後の紫と緑の花火みたいなやつの演出くっそかっこいい。二次元でできる色彩と音楽の最高峰を見た気がした。これです。これが僕の求めていた映像と音の組み合わせです。
-『もうすぐ人間だ (When We’re Human)』 ←ルイスが歌うにんげーんになれーたーらー♪のやつ。これもアップテンポでいい感じ。
-『連れて行くよ (Gonna Take You There)』 ←レイが家族のみんなと歌う歌。これもアップテンポ。ちょっと短いけどいい。
-『ぼくのエヴァンジェリーン (Ma Belle Evangeline)』 ←唯一ローテンポな歌。レイがエヴァンジェリーンへの愛を歌う。いい曲や。
-『もう一度考えて (Dig a Little Deeper)』 ←これもアップテンポでとてもよい。ママ・オーディが説教まじりに歌う歌。ちょーーーいい。最後のカラフルなビンが日差しに照らされて反射して輝くのとピンクのフラミンゴがもうほんとにきれい。ティアナ歌うまあ。最高に盛り上がる。

他にも、一番最初のティアナの「あの光る星に〜」から始まる曲や、ファシリエがやられるとこの歌もとても好き。どの曲も最高やで。

現代人の感覚に合わせてからのウルトラハッピー

なんといっても、この映画の脚本の一番の注目ポイントは主人公のティアナが「努力すること」を大切だと考えて「愛」を重要視していない点です。いやー最初ね、「努力しないと夢は叶わない」なんてディズニープリンセスらしからぬことを言うもんだからこっちはヒヤヒヤしましたけどね。もー最後はやっぱり愛ですね。ぶっちゃけ、夢一筋だった彼女が愛に目覚めて「レストランもういいやカエルとして暮らそう」ってなるのはちょっと強引だった気がするけど、気にしない!!だってディズニーだもん!!ディズニー映画を見る時にそんなねー現実的な視点もっちゃダメ!おれは感動するために見てるんだから!サスペンス映画見るときにねー犯人探しなんてしちゃダメ!なるべく考えない!そして犯人が明かされた時に「どっひゃあああー!」ってなればいいの!ディズニーも一緒!感動のためにはなるべく考えない!入り込む!

正直、ラストで二人人間になる理由については、たぶんディズニーそんな好きじゃない人は思いっきりつっこむんだろうけど(解説:カエルの元・王子とカエルの元・ウェイトレス。二人が人間に戻るためにはカエル王子が「プリンセス」とキスしなければならないが、二人はこれを諦めて、一緒にカエルとして暮らすことを決める。沼地で行われた結婚式でキスをすると、なぜか二人は人間に戻る。元・ウェイトレスのカエルは、元・王子のカエルの奥さんになることに決めてキスをしたわけだから、この時、元・ウェイトレスのカエルは王子の奥様、つまりプリンセスになったということ。プリンセスとキスをしたことで二人は人間に戻った、ということ)、でもそんなのねえ!ディズニーファンタジー大好きのおれからしたらどうってこと!ていうか今解説文長々と書いて納得しかしなかったわ!今もなお魔法にかけられてるわ!どこにつっこみどころがあるゆうねん!プリンセスと魔法のキス、サイコー!

ところで、ティアナは愛ではなく努力を信じましたが、これちょっとアナ雪のエルサに似てるよね。アナを傷つけてしまうかもしれないという恐怖におびえて、愛を拒んできたエルサ。でも最後に愛の大切さに気づいてなんかなし崩しにハッピーハッピー!みたいな、ね。うまく説明できませんでした。

ルイがいいやつ

ルイがめっちゃいいやつなシーン見た!?ルイが、長年の夢が叶って人間に混ざってトランペットを吹くことができたっていうのに、全てを投げ捨てて
友達の危機にかけつけるあのシーン、見た!?もーーー最高だったね!ああいう、ちょっとした自己犠牲が描く友情においら弱いっす。あそこで何のためらいもなくワニ歩行を行ったルイがかっこよすぎっす。もはやあの友情だけで一個映画作れそうっす。そういう脚本あるじゃん。赤鬼が泣いた、とかちょっと似てる。男の友情は熱い。

最初の星がホタルの伏線

この映画のいっちばん最初、ティアナの歌声とともに家が映されるけど、そのとき夜空に浮かんでる星が動き出して、ホタルになるよね。あれ、最後のルイが星になることの伏線だよね。もう最高。お星様はみんなホタルさんです。そういえば、ライオンキングでもティモンが星のことをホタルだと言っていました。よいねーディズニーの中でそういう細かい繋がり見つけるの楽しいねー。

エヴァンジェリーンはネバーランド?

あとこれね、何回か見たあとに時間差で気づいたんだけど、エヴァンジェリーン(またはレイ)ってネバーランドじゃね?っていうこと。気づいた時は発狂しそうになってた。ピーターパンに出てくるネバーランドは、ピーターパンの挿入曲でもあるように「右から二番目の小さな星」と説明されています。映画の中で二つ並んでいる星が出てくるシーンもあります。この二つの星の並び方が、エヴァンジェリーンとレイに似てるんですよね。熱い・・激アツや・・ライオンキングのみならずピーターパンまで拾うかプリンセスと魔法のキス・・

自己犠牲の精神が惜しみねえ

あと、レイが星になるのの次に泣きそうになったのが、船の上でナヴィーン王子がティアナにプロポーズしようとするけどやめるシーン。ティアナのことを好きになったナヴィーンは、コツコツ働いてお金を貯めて、ティアナの夢を叶えてあげようと決めるのですが、ティアナに「明日までにお金を払わないとあそこのレストランは買えない」と聞かされます。「えええーーー!!明日あああ!?それはさすがに鬼畜。鬼竹のヴェルゴ。こうなったらシャーロットと結婚してお金をあげるしかない。ティアナと結婚するのは諦めよう。」と判断するのですが、これ辛くね!?好きな人の夢を叶えるために好きじゃない人と結婚するんだよ!?できない・・おれにはそんな芸当・・

このシーンはほんとによかった。

悪役がかわいそう

あとなんといっても、ファシリエがやられるシーンです。墓場に飲み込まれるシーン。あそこで、ファシリエがなぜかものすごくかわいそうに見えてくるのです。必死にもがき、説得を試みるも、無慈悲にも殺されてしまうファシリエがもうかわいそうでかわいそうで・・そのもがきっぷりとか、今まで見せなかった必死っぷりとか、どこかドラマ「ライアーゲーム」でゲームに負けた人を思い出します。ライアーゲーム大好きです。

「最後やられるときにかわいそうになる悪役」っていうのは、演出やキャラ見せがよくできてるからだと思うので僕は大好きです。

ただのネバネバじゃないわ、粘液なのよ!

これね。同じセリフ2回言うディズニーでよくあるやつ。よくあるけど毎回「いいね!」って思う。このアイデアのおかげで、ティアナは危機を脱した。

最高のエンターテイメントを見た気がした

まあ実はラプンツェルもベイマックスもシュガー・ラッシュも、同じ感想を持つんですが、この映画もまた「これが1時間半でできる最高のエンターテイメントだ!!」と思わせてくれた最高の作品。冒頭は軽快な状況説明、中盤は飽きさせないミュージカルシーンやアクションシーン。最後にいくつもの伏線を全て回収して胸を打つハッピーエンド。これが僕の食べたいエンターテイメントです。これを味わうために人間をやっていると言っても過言ではない。はあ・・ありがとうプリンセスと魔法のキス・・

あ、ちなみに、日本でこそあまり有名な映画じゃないけど、カリフォルニアのディズニーランドではグリーティングとかもあるみたいだし、ショーにもこの映画のワンシーンとかあるみたいです。行きてえ・・

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