耳マークというものの存在を知った。

こんばんは!!最近ビジネス書をたくさん買い込んで人の経験を体系化したものを読むより自分の足動かして自分の経験増やすことの方がずっと大事だなと思い始めた山口です!!

ところでみなさんこのマーク知ってますか。

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これは耳マークというものです。難聴者・中途失聴者の生活をよりよくしていくためのものです。

今日住民票を東京に移すため(まだだった……)徳島市役所に行った時受付のとこにこのマークが「耳の不自由な方は筆談しますのでお申し出下さい。」「聞こえが不自由なことを表す『耳のシンボルマーク』です」という日本語とともにカードに描かれて置かれていました。

今まで耳マークのことは全く知らなかったのですが、同時に載せられている日本語で大体意味はわかりました。要するに「おれ耳聞こえないんでそこんとこよろしく」みたいなことかなと。と同時に、「だったら耳にバッテンの方がわかりやすくないか」と思いました。「このマークは耳が不自由な人が自分のことを周りに発信するためのものでしょ??じゃあどちらかと言うとこのマークの発するメッセージは耳が不自由な人じゃなくて普通の人に向けられているわけでしょ??じゃあわかりやすいのが一番じゃん」と思いました。しかし後々意見は変わりました。それは後の方で書きます。

ちょっと調べてみると、社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会(略称 全難聴)というのがあるらしく、そこがこれを広めているようでした。(心の中で略称それでいいのかとツッコみました。)

全難聴のwebサイトによると、

『目の不自由な人の「白い杖」や「くるま椅子マーク」などと同様に耳が不自由ですという自己表示が必要ということで考案されたものが耳マークです。
耳に音が入ってくる様子を矢印で示し、一心に聞き取ろうとする姿を表したものです。』

……なるほど。矢印にはそういう意味があったのか。

しかし、しかしそれでもわかりにくくないか。少なくとも「耳の不自由な方は筆談しますのでお申し出下さい。」「聞こえが不自由なことを表す『耳のシンボルマーク』です」という日本語が近くに書かれて無ければこのマークだけでは「難聴」はおろか「耳」を表していることすらわかりづらい。

マークはメッセージだ!!伝わらなければ意味が無い!!「耳にバッテン」は耳の不自由な人からしたらネガティブな感じがして嫌なんだろうけど伝わらなければそもそもマークにする意味無いじゃん!!」と思っていました。しかし全難聴のwebページを見ているうちに意見は変わりました。

そもそも、このマークの目的は「耳が不自由であることを表すもの」ではないそうなのです。全難聴のwebページには

『(「耳マーク」は)中途失聴・難聴者を表すマークではありません。聞こえない人々の存在と立場を社会一般に認知してもらい、コミュニケーションの配慮などの理解を求めていくためのシンボルです。 』と書かれています。

これだけではぶっちゃけ何を言ってるのかよくわかりませんが、同じく全難聴webページの

『目の不自由な人の「白い杖」や「くるま椅子マーク」などと同様に耳が不自由ですという自己表示が必要ということで考案されたものが耳マークです。』

を読めばなんとなくこのマークの目指すものが見えてくる気がします。

つまり「自分たちのことをもっと理解してもらい、適切なコミュニケーションの配慮をしてもらう」ことだと理解しています。

さらにwebページには

『耳マークは「きこえない」ために様々な場で苦渋を味わった難聴者が考案したアイデアであり聞こえの向上、保障を求めていく積極的な生き方の象徴であります。』

ともあります。

「耳にバッテン」だとそれは「おれは耳がよくねえ」ということを示す記号にしかなりえませんが、耳マークに込められているのはそれだけではありません。多少わかりにくくとも、そのマークは耳の不自由な方にとって積極的な生き方の象徴となるのですからポジティブなものでなければならない(よってバッテンはだめ)。

前述の通り僕は「このマークは普通の人にメッセージを送るわけでしょ?「耳にバッテン」は耳の不自由な人からしたらネガティブな感じがして嫌なんだろうけど伝わらなければそもそもマークにする意味無いじゃん!!」と思っていましたが、このマークは五体満足者だけに向けたものではないのです。このマークを使うのが難聴者なら、彼ら自身が気持よく使えなければ意味がないのです。これは彼らのためのマークなのですから。

目が不自由な人のシンボルマークも人が杖をついたマークです。目にバッテンではありません。視覚障害者が使う白い杖をモチーフにしていますが、マークの意味を知らない人は「腰の悪い人が杖を使っている図」と間違えてもおかしくありません。

多少マークがわかりにくくても広めることはできるはずです。

と、いうのが今のところの僕の結論です。

頑張れ全難聴。

ただまあそれでも、「耳」であることくらいはもうちょっとわかりやすい方がいいかな……