デザインはセンスじゃないんですよ!

こんにちは!人生で一番大事なことは生きていることだと思います!ガストンです!

このまえ、友達のwebコーダー(コーディング専門にやってる人)に、webデザインはやらないの?と聞いたら「私はセンスないから無理」と言ってました。似たことを何ヶ月か前にもある友達が言ってました。「デザインって本当に答えがひとつじゃないじゃん。人それぞれ好き嫌い別れるし、自分がいいと思っても誰かはいいと思わなかったりするじゃん。だから難しい」と。

大丈夫!大丈夫だよ!おれ今から要するに「お前デザインのこと全然わかってねえな!やれやれだぜ!」っていう主旨のことを述べるけどできるだけ優しく述べるから最後まで読んで!あといま「え!?デザインってセンスじゃないの!?」って思った君は最後まで読んで!

デザインは知識と技術の蓄積

デザインは知識と技術の蓄積で誰でもできる。練習すればできる。跳び箱と一緒。逆上がりと一緒。レジ打ち覚えるのと一緒。プログラミングの勉強と一緒。歌うまいのと一緒。絵描くのうまいのと一緒。今の段階で「歌と絵はセンスじゃね?」と思ったか今!?思ったか今!??違うんだよー全然違う。全部練習すればできるようになる。今言ったもの全部練習すれば誰でもできるようになる。じゃあなんでお前は今歌と絵だけ別個にしちゃったか?

練習すればできるようになるものには3種類ある。
A)みんなが小学校で無理やり練習させられるもの。(跳び箱とか逆上がりとか)
B)人によって各々のタイミングでバイトした時とか社会人になってから無理やり練習させられるもの。(レジ打ちとかプログラミングとか)
C)人によって子供の頃から好きで練習し続けて高校生くらいのときには上達しているもの。(歌うまいのとか絵うまいのとか)

わかった!?歌とか絵がうまいやつはねー生まれつき上手いわけじゃないの!幼稚園児とか小学生のときから好きで勝手に練習してるから高校の時点で既に上手いの!それは練習の結果なの!才能とかセンスとかじゃないの!できる人からしたら、今までのおれの努力を勝手になかったことにしてんじゃねーよ!ってかんじ!今言った3つのカテゴリは全部「練習すればうまくなるもの」なのよ!高校まで歌練習してなかったやつでも別に遅くないの!練習すれば誰でもうまくなるんだけど高校生になってからそもそも練習するやつが少ないからそう思われてるだけ!

でな!次に驚くべきは、デザインはCじゃなくてBに近いの!レジ打ちと一緒なの!絵とは別なの!大抵の場合は!

今更だがここでおれが言ってるデザインっていうのは主に「グラフィックデザイン」のことだ。もっというと面の構成的な意味のデザインだ。ウェブデザインも、エディトリアルデザインも、チラシの表面も、名刺のデザインも、駅のポスターも。これらグラフィックデザインはあるレベルまではパズルみたいなもんなんだ。ここは文字を右揃えにしたほうがいいなとか、ここのフォントは明朝よりかはゴシックだなとか、全部知識とか経験の積み重ねなんだ。

たとえばここでおれが作ったポスター見て!これ!

A2ポスター山口s

どや!かっこいいやろ!?おれが大学4年で作ったやつや。お姉ちゃんに感想聞いたら「いいね!素人目にはプロとの違いがわかりません」と言ってました。やったぜ!

僕はこのポスターを作る過程で成長しました。「これどうしよう、、なんかしっくりこない、、そうだこうすればいいんだ!」という瞬間があったのです。詳しく説明します。たとえば、このポスターは最初はもっとダサかったです。明らかに誰が見てもこれよりダサかったのです。残念ながらそのときの画像は残ってないので見せれませんが、色がもっとビカビカしていてアメコミにしか見えなかったし、ロゴが上にあってなんか違和感あったし、ロゴがもっと質素でした。

悩んだはまず参考作品になりそうなものをググります。プロの演劇のポスターはどんな配置が多いのか調べてみよう。すると色々でてきます。なるほど、ロゴが下にあることが多いのか、ということにここで僕は初めて気が付きました。

プロの作品と今の自分の作品を見比べて差を見つけるわけです。案外簡単に見つかりますし、見よう見まねでずいぶんよくなります。

ロゴの配置以外にも、例えばイラストがビカビカしててアメリカンコミックみたいに見えるのも問題だ。。どうしたらもっと古代ギリシャっぽくなるだろう。。で、色々ググる。

壁画って「古代感」あるなあ、、壁画っぽくできないかなあ。。そうだ全体に茶色っぽい色を薄くかけて、全体にジャギーをかければ古ぼけた感じが出るかもしれない。。、画像ではわかりにくいかもしれませんが、photoshopで背景イラスト全体に「ジャギー」をかけています。

あとロゴの周りに「ドーン!」って登場してる感じ。タイトルー!っていう、、そう華々しさ。存在感。そんなものがほしい。古代ギリシャだから富士山の後光みたいなのは違うよなあ、、爆発させるのも絶対違うよなあ。。

そうだ雲はどうだろう。古代ギリシャといえばオリンポスの神々とかゼウス様とかだ。神々の降臨っていうイメージで日の光が差し込む雲があったら存在感増すんじゃなかろうか。

と思って雲を入れたらほらうまくいった!しっくりくる!ちなみにこの雲はフォトショップの商業利用可能のブラシをネットから無料でダウンロードして使っています。とても簡単に誰でもこんな雲が使える時代です。雲自体を黒色で塗って、バックを白にしたらいい感じに後ろから光がきてる感がでました。

これはほんの一例ですが、このように試行錯誤しながらポスターのデザインを考えました。本来はラフ画の時点で雲とか描いてるべきなのでしょうが。。とにかく、作っている過程で、「なんかしっくりこない。。」→「プロの作品などを参考にして調べる」→「試行錯誤する。いろいろ試してみる」→「しっくりきた!よかった」というプロセスをきっとデザイナーはみんなやっているのです。もちろん、やるたびに学んだ知識は蓄積されていきます。もしまた僕が古代ギリシャ系のグラフィックを誰かに頼まれたら、きっと今回よりも短時間で仕事ができるはずです。

もっと言うと、僕が今回このポスターを3週間で作れたのも、僕に既にそれなりに知識があったおかげです。神々の降臨ぽいかんじだしたいから雲を使おう!って閃けたのは、そういう表現をしている作品を前にどこかで見たことがあって頭の片隅に残っていたからです。日頃から作品を見たときに細かいところまで観察することでこういう知識は蓄積されていく。また、その雲をどうやって表現しよう?絵は描けないし、、そうだフォトショップのブラシをダウンロードしよう!って閃けるのも過去に身につけた知識のおかげなわけです。

知識は何年間も蓄積されていきます。

何年もデザインやってる人は知識の良が半端ないので、一回目からいきなりしっくりくるものが作れちゃうわけです。僕みたいに迷いがないわけです。だからその人が例え数十分で仕事を終えてしまったとしても、僕が3週間かけて作ったものと同じまたはそれ以上の対価をもらうべきなんです。「10分でできるようになるまでに10年かかりました」というやつです。

さて話は少しそれましたが、デザインがセンスではなく知識と経験の蓄積であるということがわかっていただけましたでしょうか?というか、「センス=知識と経験の蓄積」だとわかりましたでしょうか?というかこれは水野学さんの格言であったりします。水野学さんは日本を代表するデザイナーの一人で、慶應義塾大学などで特別講師をされていて、以前に一度ムサビにも特別講義をしに来てくださいました。

人が頑張って時間をかけて習得した技術でも、こと「絵やデザイン」となるとなぜかみんな「努力ではなく才能で出来るものだ」と思っている。だから相応の対価を払う気になれない。これはおかしいです。「あなた努力してできるようになったの!?じゃあお給料払う!」「あなた才能あるねセンスあるね!じゃあ無料でサクッとやってよ」というのはおかしいです。

また話はそれましたが、とにかくみなさん。「あたしセンスないからデザインは出来ないわー」と軽く言ってしまうことがいかにナンセンスかわかった!?センスなんかなくてもデザインは練習で誰でもできるようになります!いやていうかそもそもセンス=知識と経験の積み重ねであって、、!

とにかく、これからは「あたしデザインのことについて勉強してないしこれからもするわけじゃないからデザインは出来ないわー」と言い換えてください。それならうん。じゃあできないね、ってなるから。