月別アーカイブ: 2013年4月

プロのデザイナーってこういうことか

こんにちは、自分に鞭打って自分を追い込んで日々精進することが自分の幸せだと感じている根っからの頑張り屋さんが、そうでない人を「もっと頑張れよw」ってバカにしたなら、その時点でその頑張り屋さんは根っからの頑張り屋さんではないと思います。ガストンです。

いろいろありまして、今とあるweb制作会社でバイトとして働いています。誰でも知ってるような大企業から仕事をもらったりしていて東京の一等地に本拠地を構える結構大きなかっこいい会社です(そんなところでバイトしてるおれすげーだろ付き合って下さい)。

プロのデザイナーと一緒に仕事をするのは生まれてはじめての経験で、これがものごっついい刺激になってるんです。まだバイトが始まって間もないですが、今日はそこで学んだ「プロとしてデザインの仕事するってこういうことか!」と思ったいくつかのことをまとめマッシュ。

・納期を絶対に守る

今思えば、社会に出るというのは「絶対に」という言葉との出会いなんじゃないでしょうか。学生時代に絶対に、なんて言っても「もしできなくても死にゃしない」という暗黙の了解があります。学生の無断欠席なんて大した問題じゃありません。めっちゃ怒られたとしても単位を落としたとしても、結局それまでです。でも社会人は違います。もし納期をろくに守れなかったら取引先からの信頼をなくして、仕事もなくして、会社が潰れて明日食う飯がなくなって路頭に迷います。だから社会人は超本気です。仕事を確実にこなすためにできることは全部してます。この本気度が学生とは全然違うと感じます。

でもそれが社会人の常識なんです。そして学生はなるだけ社会人の常識を取り入れていかないと社会で上手いこといかないということです。

・いいもの作るの大前提。速度が大事

プロはすごいです。何がすごいって、納期を絶対に守るといいつつも仕事に手抜きもしないところがすごいです。

僕も経験がありますが、よくある学生の課題提出における妥協の例は、ギリギリまでやらない→ギリギリになってやり始めるが思った以上に時間がかかることに気づく→だが今気づいたところでもう遅い→しかし提出せねば単位もらえず→妥協だわっほい\(^o^)/  …という流れが挙げられます。

でもプロはスケジュール表とかびっしりしっかり書いてて、ギリギリにならないと初めない、なんてことしません。そもそも感情で制作を左右しません。ここがプロとアマの違いだと感じます。

そして、自分の満足いくデザインがなかなかできなかったら、満足いくまで残業してやり続けます。バイト先の上司からは仕事への熱意がひしひしと伝わってきます。素人の僕からすれば「そんな細かいところまで!?」とびっくりしてしまうようなところにも気がついて、直していきます。

そうすると、時間を守る、妥協もしない、が前提となっている(学生からすれば)ハイレベルな仕事は、速度が大事になってきます。ショートカットキーやちょっとした便利技などをいくつ知っているかの違いがデザイナーの年収を変えうるとさえ思えるくらい、人によって差がついています。早い人は遅い人の何倍も作業が早いです。僕みたいなアルバイトの人にとっては仕事が早いことによって時給が変わることはないかもしれませんが、自分の事務所を持って社長として頑張っているような人は、指示出しや仕事の効率化なども含めて速度が早いほど、1年間にできる仕事の量が違う=年収が変わるということです。プロ同士の間では、クオリティと速度(とコネの数)で差が生まれていると感じます。

・黙々と延々とやり続ける

これがプロと素人の違いを最も感じた点です。

プロの人は仕事を黙々と延々と何時間もぶっ通しでやり続けるんです。意味がわかりません。

僕のバイトの勤務時間は朝10時半から夜7時半まで(仕事終わらず大抵8時半になる)なんですが、正社員の方々は仕事が忙しい時期は夜の12時を超えることもあるそうです。ある上司は朝3時まで会社で仕事をして翌日10時に出勤、なんてこともあったそうです。美大生がなんとなく聞いていたデザイン業界の過酷さは少しも盛っていないリアルでした。

デザイン業界のリアルはさておき、僕が言いたいのはこういうことです。

学生は、やる気が出る出ないで課題をこなすスピードが変わりがちですが、前述したようにプロは感情による振れ幅が少ないです。ロボットのように黙々と延々とやり続けます。周りがそんなだから僕も10時半から19時半まで、お昼休憩ははさみながらもぶっ通しで割りとできちゃいます。

やる気出る出ないの有無を言わさず、やるもんはやる、というスタンスがプロの常識なのだと思います。

以上3点が僕の新しいバイト先で学んだ「プロってこういうことか」です。言わずもがな、僕はこのバイトを通して学んだことは家でやる自主制作や課題においても役だっています。「あ!やる気スイッチ切れた!否!バイト中だと思ってもうひと踏ん張りだ!」など、以前よりもずっとうまく頑張れています。ものすごーく進歩しています。今まで何度も何度も色んな手を使ってやる気を維持させる方法など考え続けて来ましたが、そのどれに比べても「プロの環境を肌で感じる」ということは効果があったようです。

何か変わりたければ、まず「環境」を変えるべきです。「意識」を変えても何も変わりません。

デ情の後輩に捧げるファイル管理方法

こんにちは。好きな異性のTwitterも逐一チェックしなければ勝ち残れない時代になったんでしょうか。そんなもんなんでしょうか。誰にも言えな い気持ちをTwitterにつぶやくような時代になったんでしょうか。「不特定多数」という”相手”がいい意味で存在していると言えるのでしょうか。冒頭 で真面目な話をしてしまいました。ガストンももう終わりだなあ。ガストンです。

さていささか手遅れな感もありますが、デ情1年生がデザインチックな課題をするのは5月の共通彫塑以降ということで今日のガストンは題して
「おめーらちゃんとやってる!?年末のポートフォリオ制作で悲しい涙を流さないために知っておきたいファイル管理の極意」

だよ!!もちろんMacユーザー向けに書いてる記事だよ!!さっそくいってみよー!!

1.階層つくってカテゴリごとに分けよ!!
はいもうこれは常識の中の常識の中の常識の中の常識とまでは言わずともまあ常識の中の常識って感じです。
まず、意を決してデスクトップを空にしてすべてのデータを書類フォルダで管理するようにしましょう。なぜならデスクトップが空だと気持ちがいいからです。いきなり自分の価値観を人に押し付けます。ガストンです。
で、書類フォルダを良い感じに階層わけします。僕のはこんな感じです

f:id:shohate:20130421130628p:plain

は…恥ずかしい…///
僕は書類の中にひとまず「武蔵野美術大学」というフォルダをつくっていて、この画像はその中身です。
「デ情」「造形総合」「文化総合」「自主制作」といった大きなフォルダをつくって、デ情の中に「1年」「2年」「3年」というフォルダを作り、その下は課題名で分けております。僕もまだまだ整理ができていませんが、こういうのはちらかりだしてからまとめてやるのよりも新しいデータを作るときに初めから整理された状態でつくる方がいいです。
新 しい課題にとりかかる前にまずはじめに何も考えずに課題名の新規フォルダを作りましょう。たとえその課題フォルダにひとつのイラレデータしか入れなさそう だと思っても必ず作りましょう。後々フォトショデータも入れる、となったときにめんどくさがってそこでもフォルダを作らなかったらもうめんどい→整理しな い→ちらかる→めんどいのデススパイラルの始まりだからです。

2.バックアップ用外付けハードディスクを買いなさい!!
み なさんMacのTime Machine(タイムマシーン)という機能は活用してますでしょうか。これはもう最強です。人生では⌘Zできない?Time Machineがあれば大丈夫。たった一度の「上書き」よって「ほんとにいいの?」の警告もなく消えてなくなってしまったあのデータも、あるいは「ゴミ箱 に入れる」した上に容赦なく「ゴミ箱を空にする」してトイ・ストーリー3に出てくるような焼却炉で完全に焼きつくされたあのデータも、Time Machineで過去に戻って取り戻しましょう(物理的に焼きつくされた立体制作は取り戻せません)。
そのためにまずは外付けハードディスクを書いましょう。
Q:外付けハードディスクってなに?
A:超容量多くて外見もごついUSBメモリです。

僕が今使っているのはこれ

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容量は2TB(テラバイト)です。11,800円もしますが、これがあるだけで「おおー!!デ情っぽい!!」って言われていい気分が味わえると思えば安いものです。
「2TBもいるの!?」
GB(ギガバイト)の格上がTBですが、僕は1TBを大学入る直前に買って、大学2年が終わるころにいっぱいになりました。どうせ就職してからも一生バックアップし続けると 思って次は2TBを買って、それを今使っています。容量がいっぱいになったら古いものから順に消していくという人もいますが、僕はなんとなく残したくて新 しいのを買いました。以前のハードディスクは棚にしまってあります。「どうせ2年前のデータを復元することなんてない」とも思いましたが、実家にある10 年前の写真アルバムを捨てずに一生押入れに入れときたい気持ちと同じです。え?デ情っぽい?さすがデ情?この褒め上手!!

とにかく、1TBにしろ2TBにしろバックアップはおすすめです!
デ 情では毎年年末にポートフォリオを作る課題が出ます。そこで役に立つわけです。僕もこないだ、バックアップに助けられました。たまーにしか役立ちません が、たまーにすごーく役に立ちます。過去に戻ることはこいつにしかできないんだから。「そこにあるはずのデータがない」という意味不明な事件は得てして起 こり得ます。自分を信じるな。PCを信じろ。
ファイルは徹底して管理しましょう。フォルダ分けは結構めんどくさいですが頑張りましょう。

いかがでしょうか。ファイル管理についてはこんな感じです。僕は後輩の前で先輩面して偉そうに喋り倒すのが三度の飯より大好きなので、この手のことはいつでも聞いて下さい。新歓楽しみにしています。

「積極性」「リーダー気質」は測れないゆえにおれたち試されてるんだぜ常に

こんにちは。最近、友達のポートフォリオWebサイトを作っています。自分のポートフォリオサイトを作って欲しい!という方はlqesnw8uessn6@gmail.comまでご連絡ください。宣伝です。ガストンです。

今日、オープンキャンパスの企画会議にお邪魔して、オーキャンのWeb担当をさせていただくことになりました。
僕 は本当はグループワークではリーダーをするのが大好きなんですが、今回のオーキャンではリーダーはせずにWeb担当にとどまることにしました。なぜなら、去年のオー キャンで僕はepa!の総演出とオーキャンの「2年リーダー」を両立させようとし、結局それは会議の時間がかぶるために失敗し、挫折したという苦い経験があ るからです。今年はプレゼミやデ情の授業に時間を割きたいと思っています。

で、 リーダーでもないやつがでしゃばるとややこしくなるということを知っている僕は今日はおとなしく企画会議をはたから見ていたんですが、ひとつ気になることがありまし た。助手さんが司会をしていることです。去年は最初っから3年の先輩が仕切っていました。これは学生でもできるはずだし、助手さんに任せてたんじゃ先が思 いやられるぞと思いました。こういうとこから「気づいて変えていく戦い」は始まってるんじゃないかしら。僕今日司会したかったです。

僕が思うに、リーダーとか企画とかの「指示出す側」に必要なスキルは思わぬところで測られています。「指示出す側」の人は多くの場合、自分で問題に気づき、誰に言われるでもなく自ら行動する必要があります。一番「指示出す側」になれないのは「そんなんやれとか先生に言われんかったもん」とか言ってるやつです。高校生の頃、「あの先生はなんて非効率的なやり方をするんだ。もっとこうしたらいいのに」とか内心思ってた人、ここは大学なんだから今度は自分が効率いいやり方を実践する番です。だから常に「自分がすべきことは何か」を考えてアンテナ貼って行動することが大事だと思います。

自慢話をします。

僕が今年の1月、Webグラフィックスという授業の打ち上げに行っていた時、客員教授として教えてくれていた先生(Web制作会社の代表)がぽろっと「うちバイト雇ってるよ。ムサビの人もいるよ」とこぼしたのに僕含め数人の学生が「まじっすか!僕も先生のとこでバイトしたいです!」という風に沸いていました。ある学生が「採用されるためには何が必要ですか?」と聞くと、先生は「熱意!それだけ!」と言いました。これには多くの学生が「適当なこと言うなよー」と内心がっかりしたんじゃないかと思いました。僕も、もっと具体的なことを言ってくれたらそれができるように頑張ったのにーとがっかりしました。そして先生は「またこの授業のfacebookページで募集要項とかあげとくよ」と言いはしたものの、その飲み会が終わった後しばらくしても音沙汰なしでした。バイトを志願した誰もが「流れたやつだ」と思ったと思います。僕もそう思って、個人的に先生にメッセージを送りました。「流れた感じですか?」しばらくして先生から返信「ありがとう!その熱意が嬉しいよ。また会社の方で話してみます」1週間後、また自分から送りつけました。「どうなりましたか?」(←ひつこい)そして3週間後、バイト面接に来るように返信がありました。めちゃくそうれしかったです。今はそこで念願のアシスタントデザイナーのバイトをしています。
後々聞くと、Webグラの授業の時から授業後に積極的に質問したり、わからないなりにActionscriptを5000行書いたりとしていたことから見える熱意を買われたそうですが、きっかけは自らメッセージを送ったという熱意です。
これは誰に言われるでもなく、そうしたほうがいいと自分で思ったからそうしたわけです。先生は飲み会で確かに「必要なのは熱意!」と言いました。しかし「必要なのは、流れたと思ったら自分からメッセージ送るとかそれくらいする熱意!」とは言っていません。言っちゃったら実践したところで先生に言われたことをまるで宿題をこなすかのように言われた通りしただけだからです。この簡単な宿題をこなしたところで熱意は証明できません。このように、熱意とか行動力とか積極性といったものはペーパーテストでも面接でも測ることができません。しかしこれはグループのまとめ役に必要な能力のひとつです。ちなみに言っとくけどこれは、このブログ読んで「意識する」だけで身につくようなものじゃありません。「熱意」とか「根気」は言葉にすれば「やればできそう」ですが、実際は違います。「好き」じゃなきゃやる気続かないしやる気続かせるためには様々な工夫が必要です。僕はepa!の総演出をしたときに、グループ内の課題を自ら発見し、解決のために知恵を絞ることを根気よく続けていました。言っとくけどこれまじおれ頑張った。超絶頑張った。しかし自分ではものすごくグループに貢献してるつもりなのに、失敗もたくさんするもんだから言うほど周りにほめられません。「これ、こうしたらもっといいんじゃないか!?」と思ったことを行動に移す、という行為は、失敗したら「でしゃばりがなんかやってるよワラ」と思われますし、成功してもみんな「誰のおかげか」には関心がなく、まるでほっといたら自然にそうなったかのように「よりよくなった状態」を享受します。だから自分が思っているほど褒められるわけでもなければ苦労が報われるわけでもありません。それでも僕は、自分がやっていることは意味のあることだと信じて続けていました。「リーダーなんだから人一倍頑張って当然」という周りからのプレッシャーに耐えるだけでなく、誰に言われるでもなく必要だと思ったことを自主的にやり続けるためにはそれくらいの「根気」が必要でした。出る杭は打たれる。誰に打たれているか。特にこの日本では、出ない杭が出る杭を打っていることが非常に多い。もったいないです。出たいなら出ましょう。まずは「おれがリーダーやります(あー言っちゃった)」から始めましょう。スポーツはルールが決まっていて「より◯◯のが良い」という一本の軸が基準としてあります。でもグループワークにはないんです。どこの企業も「どうしたらよりよくなるか」を必死で考えてんです。でしゃばろうよもっと。ばかみたいにでしゃばって失敗ばっかしてそれでもちょっとずつ成長するという行為が許されるのは大学だけなんだから。

1おれたち金払って授業受けてる2長期的な自己投資

こんばんは。「青春っぽい」とは後からついてくるものである。ガストンです。

もうおれブログなんて書いてる場合じゃないはずで課題しなきゃいけないはずなので今日はさくっと終わらすよ。

こないだ短期留学でロンドン行ってきたの。あっちの美大が長期休暇期間に開講してるショートコースっての受けてきたの。ひとつ一週間で終わるショートコースよ。昼休み除けて一日7時間くらいよ。で一週間ていうのは5日間のことね。つまり7時間×5日間の授業ね。それに対してお金払うよね。コースによって額は変わるけど大体6万くらい。

で、授業受けてる間、英語はさっぱり聞き取れなくて暇なもんだからお金のこと考えてたよね。「こうしてる今も授業料発生しとるな」とかね。こんなのムサビで授業中に爆睡してても考えやしないよね。ロンドン来た途端にこんな感じですよ。授業内容とか教室の雰囲気とかは何も変わらないのにね。

そう、変わらないんですよ。みんながみんな多分、海外で美大の授業っていったら何かしら特別な感じ想像するよね。おれもそうだった。でも、一緒だった。デザイナーとして何年か仕事したことある先生が前に立って、デザイナーとして仕事なんかしたことない素人がその先生の話聞いて、やろうと思えば家で1人でできそうなワークショップやらされて、前に張り出されて、先生にコメントもらって、他の生徒も意見言ってくれたりして、で、終わり。全然想像できる範囲内ですよ。「こんなもんかー」ですよ。「まあそりゃそうかー」ですよ。国が違った所で授業の進め方とかそんなに面白いほど変わらないんじゃないかしら。もし僕のとった授業がそうだっただけだったとしても、少なくとも海外留学したことない人が想像する「なんかすごそう」に見合う授業なんてない。絶対ない。だって本当は「なんかすごそう」とか言いながらなんとなく想像してるわけじゃなくて何一つ想像できてないんだもの。なんとなくでさえない。行ってみて、具体を見て、形を知ってしまったら、もうふわふわした幻想は消えてしまうもんです。

長くなってしまいましたが、本題はこっからです。

「行ってみたらムサビの授業と大して変わらなかったにも関わらず、なんで僕は今になって『授業にお金払っている』ということに気づいたんだろう」ってことです。

もっと飛ばして今日言いたいことのオチまで言っちゃうと、

「ロンドンの美大に行って授業受けることになったとき、もし、自分が金払って予約したコース以外にも時間さえあれば自分が金払ってない授業にこっそり潜り込んでいくらでも聴講していい、って言われたらさぞかし大喜びして色んな授業を覗きにいくだろうに、なんでムサビでそれしないの?美術教育のレベルや雰囲気はそんなに変わらないというのに」という事です。わかったかなー?

ムサビ生なら平日昼、授業入ってないとき、文化総合1類とかいくらでも潜り放題だよね。下手したら学科別の1類さえ調べたら潜れそうなのあるよね。そして潜れる授業の中にはきっと自分が関心ある授業あるよね。もっともっと言うと、それはムサビ以外のタマビとか一般大とかにもあるかもしれないよね。しかもそいつらにも潜りは可能だよね。でも誰もしないよね。なんで日本語がこんなに流暢に使えてこの日本ではいくらでも行動できるのにしないんだろう。もったいないなと思ったわけです。ムサビって日本トップの美術教育機関デッセ。

ちょっと喋りたくなってきちゃったからもう一個書くぜ。

「ヶ月または年単位で自分のスキルアップの計画立てたことねーんじゃねおれ」ってことにもロンドンで考えちゃったよね。

ロンドンで語学学校にも通ってたんだけど、そこには、「2ヶ月前からここに毎日通ってます。あと4ヶ月ここにいます。その間に英語を仕事で使えるレベルまで話せるようになって、英語が必要な職に転職する予定です」みたいな志を持ってる生徒とかいたの。おれみたいな「ロンドンー?短期留学ー?こんなもんかー!」っていう感想を得にきた若者とは動機がまるで違うわけですな。

でさ、思った。「半年かけてこれをマスターしてそしてこれをできるようにする!!」みたいな「長期的な自己投資」って、おれやったことあるかなーと。

でも考えてみたらあったわ。デッサン予備校に通った3年間がそれだ。中学校の頃から「とりま美大っしょ。一般大とか行くかぼけ」とか生意気抜かしてた僕は、高校入って美術部入ってデッサンの予備校にも入って環境整えて3年間見事に継続してみせたわけだ。で見事に憧れだった武蔵野美術大学に現役合格したわけだ。あれ、ちょっとまって今思ったらこれ結構すごいことだぞ。おれ今まで自分のこと三日坊主だと信じて疑わなかったけど3年間もひとつの目標に向かって頑張った過去があっただなんて思いもしなかったわねえあなた。

「自分がどれだけすごいこと成し遂げて今があるのか」ってのはこうも盲目的になるもんなんだなと。だって考えてみたら、「中学の時から美大行くと決めてて高校3年間デッサン予備校通ってムサビ合格」とか、「高校3年でムサビに行くと決意してデッサン予備校通い出したけど只今一浪中」っていう人からしたら「すげー!!」って感じだと思うのよ。RADの曲にもあったけどおれがもう既に叶えてる夢っていっぱいあんのよ。それに憧れてる他人が世界のどこかにアホほどいるはずなのよ。でもそんなことおれら気づかない。

なんでか。夢叶っちゃってムサビ入っちゃったら周りはみんな同じ夢叶っちゃった人ばっかだから。みんなムサビ生だから。だからデッサンで受かろうと数学で受かろうとデ情受かってようと視デ受かってようと関係なく「私そんなにすごくないよお〜」って謙虚になる。学科なんて大した差じゃねえなってことにもみんな気づき始めるし。

で、例えば英語勉強してムサビ卒業した後海外の大学院に行く、とかも全く同じノリだと思うんだ。叶っちゃったら夢でも何でもない。

はい、もう終わる。終わるよ。まとめ。

最終的に言いたいことは、別に海外目指すつもりなくても「長期的な自己投資」は計画的にすべきなんじゃないかしら、ってこと。

社会人ならまだしも未来ありまくりの大学生が正月に「今年は色んなことに挑戦する一年にする!!」なんて「ノー・プラン」を宣言するようなもので、やる気のない無意味な抱負でしかないわけ。「今年何月に行われるなんとかいうコンペでグランプリとってそれを武器に2年後はどこそこに就職だああああ!!」みたいな具体的なプラン立てて実行にうつしてるやつが実はあなたのすぐそばにいたりする、でしかもそいつはなに食わぬ顔で普通に飲み会とかにも来てバカやってたりする、そんな恐ろしい場所なんだよムサビは!!マジで怖いよ!!

だからおれも今年まじで今年、具体的ではないけど明確に目指してる目標がひとつあるんだよ!!!今年の前期のうちに叶えたい目標があんだよ!!

だからブログ書いてる場合じゃないんだまじで作業に戻りますおわり。

セントマの院に通ってる方にお話聞きました

こんにちは。化物語っていうアニメがめっちゃおもしろいです。ガストンです。
ロンドン留学最終日、セントマの院に通っている日本人の先輩にお話を伺う機会がありました。デ情の知り合いの先輩がセントマの院に通っていて、その先輩のお友達です。テキスタイルを学んでいる方とコミュニケーションデザインを学んでいる方です。KさんとCさんです。今日はそのお二人から聞いてためになった話を書きます。

・お金は自分じゃどうにもならない額だからプライド捨てて親に頼み込むべし
授業料とか生活費はどうされてますか?と聞いたら全部親に出してもらっている、とのこと。学生のうちにバイトして貯めれる額じゃないし、ムサビにいるんだからバイトに時間割いて院の授業料稼ぐぐらいならムサビの授業に集中した方が絶対いい、とのこと。Cさんは、はじめ院に行くことをお父さんに猛反対されていたそうなのですが、自分が院に行きたい理由をちゃんとした資料にまとめて見てもらい、院へ行くお金を出してくれることになったそうです。「親の同意を得ることが最初の面接だと思って超真剣にやった」そうです。なるほど確かに、自分の未来に投資してくれるかどうかが決まるわけですからまさに面接ですね。

・院行く前にやりたいことなんとなく決めて、それに近いことしてる院にいくべし
Cさんに、院と学部の違いはなんですか?と聞くと、学部は教えてもらうところで院は自分の研究をするところだ、と教えて頂きました。とは言っても、院に行ってもそこの授業や先生の考えが自分にあってなかったらそれはもうつまらないからそこはどこの院に行くか決める前によく調べた方がいい。留学じゃなくても旅行ついでにそこの先生になんとかコンタクトをとって話を聞いてもいいしそこの先生が出してる本を読むのでもいいしなんでもいい。もちろん場合によってはイギリス以外の国に自分のしたいことと似たことしてる学校があるかもしれないからその可能性も頭から外さない方がいい。

・セントマは箔がつくといえばつく
それからCさんがおっしゃってたのは、結局「どの院がいいか」は自分のやりたい研究と似てることをしてて、そこに関心を持てる先生がいて、自分の研究が全力でできるかどうか、なわけですが、その他にセントマを選ぶ理由があるとすればそれは「箔がつく」ということ。セントマの院を出た、といえば社会に出て色んな場面で「おおーっ」となるそうです。でも、それは掴みだけでポートフォリオなどで作品を見られたときに結局は実力勝負になる。「セントマを出たけど作品大したことない人」と「無名の大学出てるけどすごいの作ってる人」がいたら、後者のほうがそりゃあ魅力的な人材になるわけです。

・自分の研究がないと教授にはなれないんじゃないかしら
Cさんと僕の会話。教授。なりたいよね。うんなりたいかも。いいかも。でも教授ってどうすればなれるんだろう。自分の研究を持ってないと無理なんじゃないかしら。ただのベテランデザイナーが大学という場で客員教授ではなく教授として教える必要がありますか、ないでしょ。自分にしかできないことを持ってて、大学がそれを見て魅力的だなーうちの学生に教えてあげて欲しいなーと思ったら教授にお呼びする、って感じなんじゃない?へえー、まあ確かにムサビの教授は個性的な先生多くてそこがいいとも思いますなあ。うん確かにそうかも。

はい、まとめるとこんな感じです。Kさんが全く出てこなかったのは、途中からKさんが合流してくださってからは主に楽しい話をしていたためです。めっちゃ楽しかったです。Cさん、Kさん、ほんとうにありがとうございました\(^o^)/

セントマのショートコースで学んだこと

こんにちは。英語で「てゆうか」ってなんて言うんだろう、と思ったけどそもそもそういう概念(というよりもこう言ったほうが適切だなあいいかい今から訂正するよ、をひと言で頻繁に挟むという概念)が英語にはないのかな。ガストンでござんす。

セントマのグラフィックデザインフォービギナーという授業で学んだことを書きます。

「グラフィックでもパソコンでもなんでもラフスケッチにとどまらず手を使ってデザインすること大事だな〜」ということです。

グラフィックデザインフォービギナーは4日間で終わる授業だったんですが、「パソコンを一切使わずにグラフィックを学ぶ」というのが授業の主旨でした。映画のポスターや小冊子などを手で作りました。完成度は小学生の図工を彷彿とさせるひどいものでしたが、僕は久しぶりに手でフォントを書いて、絵を描いて、色を塗りました。完成度は僕含めどの生徒の作品も「図工レベル」で、パソコンを使えばもっとクオリティの高いものができたことは間違いありませんが、作る過程にこそこの授業で吸収できるものがありました。

それは、「手を使ってると、パソコン使ってるときとは脳みその違う部分が動いてるくさい」ということです。直感的な話ですが、明らかにいつも使ってない思考回路が使われていることを感じることができました。とはいっても、できあがった映画のポスターのレイアウトは、パソコンを使って作ったとしてもこうなるだろうな、と思うものでした。だから何も「手を使って作ってみたらいつもと違う発想ができた!!」なんてわかりやすい変化ではありませんでした。ただ、「うわあークオリティ低い〜」と思いつつも、なんとなく気持ちが良かったんです。そしてその「気持ちよさ」を続けたときに得られるものはデッサンと同じで、直接的に制作物に現れることのないスキルだと直感してます。森本千絵が雑誌の中で「空気感みたいなものを表現できないデザイナーが多い」と言っていたことを思い出しました。なんとなくここにつながっている気がするのです。

これからは脳みその、手を使ってるときにビビッと動く部分をもっと制作に使っていこうと思います。