月別アーカイブ: 2017年4月

死ぬほどシンプルにできているか

脚本を書いていると、ついつい複雑にしすぎてしまいます。作っている本人は伝えられているつもりでもお客さんはわかってくれません。お客さんはびっくりするほど、ぼーっと舞台を見ています。ぼーっとさせる原因は脚本や演出や役者など色々考えられますが、とにかくぼーっと見始めたらもうセリフは頭に入ってきません。これはあなたのお友達や、その団体のファンのお客さんが舞台を見に来た場合でも全く同じです。ファンでさえ、そんなもんです。お客さんの集中力はそうはもちません。

よく考えてみて下さい。最近見た映画のセリフどれだけ、一字一句正確に思い出せますか?名シーンのひと言二言が限界ですよね。「だいたいこういうことを言った」は思い出せてもセリフは正確には覚えていません。なんなら、シーンの順番なんか全然思い出せません。

「お客さんはセリフなんて半分以上聞き流している」と心得ましょう。アンケートで「主人公の職業が何なのかわからなかった」と書かれているが、脚本上セリフでバッチリ言っているのに、ということは平気で起こります。

舞台は映像と違って見返すことはできないし、ほとんどのお客さんは舞台を一度しか見ないので、1回見れば100%理解できるようにわかりやすくしましょう。

例えば『ウソつきは夢の始まり』は最初、ガンボーを誘拐したのはトムさん、、と思いかけての実はアイツ!という、ミスリーディング(犯人じゃない人を犯人ぽく描くこと)をしていたのですが、これのせいで話がわかりにくくなっていると判断し、ごっそり削りました。結果、かなりわかりやすくなってしまいましたが、このお話はミステリーではないのでこれでいいと判断しました。

わかりにくいと言われるくらいなら、わかりやすすぎると言われた方がずっとましだと思います。

脚本の研究-開始10分で「どんな話か」わかるか

先日、こんな画像をtwitterにあげたところ50いいねくらいついてテンション上がりました。

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一個一個語りたくなったので、飽きるまで一個一個語っていこうと思います。

開始10分で「どんな話か」わかるか

お客さんは「自分がこれからどんな話を見なくてはならないのか」わからない状態で10分以上待たされると不安になります。話の未来がある程度見えないと、見てて疲れます。どんな話なのか、これからどうなっていく話なのか、何ができたら終わりになるのか、そういうことをできるだけ序盤でわかりやすく説明した方がよいです。

アホロの過去公演を例にとると、『アホロ』では大学生が3人集まって「PS4で火星に行こう!おー!」となるシーン。
『コモーディア!』ではクリリンが「喜劇でアイツを死刑にしよう!」と叫ぶシーン。
『お家に帰るまでがテロです』ではヒロシが「ネット動画で革命起こすぞー!」と言うシーン。
『額の中からシルブプレ?』ではビオレママが登場して「んも〜〜あの子ったらどこほっつき歩いてんのかしら!定期テスト近いってのにー!」と言うシーン、
『インクに願いを』ではややあいまいですが、デイブが「ガンボーを止まらせろー!」と言うシーン、
『ウソつきは夢の始まり』ではかなことドロボーが「邪魔しないでよ!」「そっちがな!」と握手するシーン、です。これらのシーンを見ればだいたい、「何がこの話にとってのハッピーエンドなのか」想像がつきます。

この、どんな話かわかるシーンまでに、登場人物が全員出ているとさらにわかりやすいと思います。アホロの過去公演では今のところ全員出ていますね。

例えばラプンツェルも例にして言えば、ラプンツェルがフリン・ライダーをつかまえてティアラを返してあげる代わりに自分を街に連れて行って空飛ぶ光を見せてくれるよう交渉するシーンです。このシーンで、お客さんは「ラプンツェルが光を見て、フリン・ライダーにティアラを返してあげたら少なくともこの話は終わるな」とわかるわけです。
まあもちろん、そう予告どおりに物語が進むわけもなく、途中で二人が冒険を共にし、恋に落ちたり、フリン・ライダーはティアラ以上に大切なものを見つけたりするわけですが・・

劇むさ見てきた

こんにちは!生きとし生けるもの全てに終わりがある!ガストンです!

僕は武蔵野美術大学の卒業生なんだけど、その後輩たちが頑張ってやっている劇団むさびという演劇サークルがあって、略して劇むさなんだけど、その公演を見てきました!ハイスピードで感想を書いてみるぞ!もう劇むさしか見えない。

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