映画と舞台を比べてみる

こんにちは!クリぼっちという言葉を初めて聞いた時、「クリスマスを1人で過ごす寂しい人」のことかな?と思いましたが、そもそもクリスマスを1人で過ごすことは寂しいことではないはずだし、なんなら恋人がいないことも寂しいことではないはずだし、どうせクリぼっちって造語だし、どうでもいいなと思いました!ガストンです!

舞台が映画ぐらい娯楽として社会に浸透したら舞台をやる身としてこれほど嬉しいことはないけれど、まずありえないと思う。だって、劇団四季や劇団☆新感線などの一流劇団は別として、小劇団がやってる演劇は映画ほど面白くないんだもの。映画と演劇を冷静に比べてみる話。

映画ぐらいおもしろい芝居を作りたい

私は舞台屋アホロという劇団の主催をしており、作・演出・役者をしてますが、舞台を作る時、「その辺の映画と同じくらい面白い舞台」を目指して作ってます。

そもそも面白い映画はあまりない

世の中には面白い映画と面白くない映画があります。しかしそれ以前に、まず全国の映画館で上演されていない映画がたくさんあります。さらにそれ以前に、何かしらの理由でお蔵入りになる映画があります。そのさらにそれ以前にアマチュアや学生が作る自主制作映画があります。当然ながら、「徐々につまらなくなっていく」と言えるでしょう。例外もあるでしょうが一般的にそのはずです。

たくさんの映画が年中上映されておりますがつまらない映画もたくさんあります。ハリウッドが「全米初登場1位!!」と謳ったところでもはや誰もその言葉を鵜呑みにしないでしょう。本当に面白い映画は、そうポンポン出てきません。

昔から気になってたんですが、なんで世界的に有名な監督・スタッフ・配給会社が作って、全米で大人気らしいのに面白くないのか不思議でした。邦画に関しても、全国上映できるほどの映画なのに、なんで面白くないものが含まれてるのか不思議でした。

映画を作ったこともないのに誰もが映画を批評しますが、「面白い映画を作るということはそもそも難しいことなんだ」ということを改めて認識すべきです。自分が今まで見た中での超一流の演技・演出と比べて今目の前で見ている映画が二流だとしても仕方のないことです。CGが進化しようが、カメラの機材が進化しようが、映画の面白さは時代の進歩と比例して面白くなるわけではないのです。

面白い舞台はそもそも少ない

さて、そんな中で、僕は自分の作る演劇を、全国上映されてる、自分が今まで見た中でトップクラスに面白かった映画と比べているのです。当然ながら足元にも及びませんが、どこがどう及ばないのか研究する日々です。

で、東京では無数の小劇団があり、劇団員たちがバイトをしながら演劇作品を作っているわけですが、当然ながらどれもこれも面白くないのが多いわけです。3千円前後で観れるものは要注意です。素人が作った自主制作映画を観るつもりで行くべきです。有名な俳優が出ている大きな劇団は6千円以上します。こうなってくると安心。全国上映されている映画を観るつもりで行っても大丈夫です。もちろんそれがあなたにとって面白いかどうかは別ですが。

「有名じゃないけどめちゃんこ面白い演劇」や映画はほとんどありません。然るべき知名度、然るべき料金で上演されています。面白ければ賞をとり、有名になり、金をとれるようになるはずです。

面白さは実力なはず

そもそも面白い映画も演劇も少ない。じゃあ増やしましょう。せめて自分たちで1つ作りましょう。そういう気持ちで演劇を作っています。面白い演劇も面白くない演劇も見に行き、それぞれ、何がどう面白かったのか、面白くなかったのか、言葉で人に説明できるようになりたい。でなきゃ自分の作品に活かせるはずがない。

自分たちの上演が終わったら、作品を映像に撮って、編集して、一本の映像作品として見てみます。その直後なり直前なりに、好きな映画を一本見てみます。いかに自分たちが「つまらない1時間」を提供しているか肌で感じることが出来、恥ずかしくていたたまれなくなります。これがいたたまれるようになるまで繰り返す。

最初から一度だって、「学生だから」「素人だから」と言い訳しない。それは怠惰・妥協でしかない。トップクラスと比べ続ける。そんな制作を、私はやりたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です