親に敬語を使うことについて

こんにちは!ガストに昔、ガストンという名前のマスコットキャラクターがいました。かわいかったです。ガストンです!

僕が高校生だった頃、社会の先生がある日授業中にこんな話をしていた。

「やっぱりねえ、大学に入って成人を迎えると心境の変化とか考え方の変化とか色々ありますよ。まず僕は20歳になってから親に敬語を使うようになりました」

クラスからは「えーー」という驚きの声が上がった。どんな「えーー」かというと「えーー変なのー」「親に敬語ー?気持ちわるーい」「気持ち悪いよねー」「ていうか先生気持ちわるーい」みたいな「えーー」だった。かわいそうに。立派な先生なのに。僕はその先生のことをなんとなく尊敬していた。見ていて、頭の回転の速さだとかが汲み取れる。その先生が、二十歳を超えてからは親に敬語を使うようになった、などと気持ちの悪いことを言っている。

高校生当時は親に敬語を使うということが全くイメージできなかった。どんな感じかわからない。想像つかない。自分も、まあ、いつか結婚とかする頃には敬語で話すようなシーンもあるかもしれないけど、まだ先の話だなと思っていた。

でもそのシーンは案外早くやってきた。結婚するわけでもないのに。確かに20歳を少し過ぎた頃、僕は親に敬語で話すようになった。

一人暮らしをすることに関しての親の「教育」が明確に始まった。ある時から、メールでの文面が、親の方から敬語になった。メールでやり取りする時というのは主に仕送りの話だとか将来の話だとかなので、「養われている」ということについて考える。途端に、こちらも敬語を使うことが自然に思えた。最初は気恥ずかしかったけど、今はもう慣れた。

今は、会って話す時や電話でたわいのない話をする時はタメ口、メールは基本敬語、会って話したり電話するときでも真面目な話をするときは敬語、という風になっている。使い分けている。本当は全部敬語の方がいいかも、とも思いつつ、楽しい話はタメ口でした方が楽しい、というのがあってそうなっている。今のところ怒られていないからこれでいいかなと思う。

敬語を使うことで親に対してある種の恐れを抱くようになった。いい意味の恐れだ。言い換えるなら緊張感。緊張感は必要だ。最低限の礼儀につながる。まじめな話。大学卒業後、就職もせずに舞台をやってるような身分には特に必要なんだろう。

親に敬語を使うかどうかとかって、めちゃプライベートな話で、他の人はどうなんだろう、と気になる。聞かないけど、気になる。

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