劇むさ見てきた

こんにちは!生きとし生けるもの全てに終わりがある!ガストンです!

僕は武蔵野美術大学の卒業生なんだけど、その後輩たちが頑張ってやっている劇団むさびという演劇サークルがあって、略して劇むさなんだけど、その公演を見てきました!ハイスピードで感想を書いてみるぞ!もう劇むさしか見えない。

見てきたのは『わたしの君が消えちゃう前に』という作品。アンケートに書ききれなかった感想めちゃあるから少しでもここで書き出すゾ!がーっといくぞ!凹みやすい人は読まない方がいいぞ!ガストンなら読まない!

ちなみにガストンは舞台屋アホロの代表をしていて劇むさの先輩だけど、言っている内容が正しいかどうか、真に受けるかどうかは自分で取捨選択してね!ガストンは吐き出したいだけ!ココ大事!あと余裕でネタバレしていくよ!まだ見てない人は見ない方がいいよ!ちなみにガストンが見たのは初日の初回。15日(土)の19:00から。

脚本

話がわかりにくい!開始10分で「何がどうなる話なのか大体わかる」ってことが大事だと思うんだけど、それが今回はなかった!

軸が3本くらいある!1つは主人公と友人、2つは主人公とフレデリック、3つは幽霊のマジシャンとその恋人、というふうに話の軸が!1つに絞ろう!絞れなかったのなら優先順位をつけよう!軸Aが6割、軸Bが3割、軸Cが1割、というふうに!例えば舞台屋アホロ『ウソつきは夢の始まり』では、脚本考えてる段階でブラボーとドロボーの友情を描くシーンがあったんだけど、話をシンプルにするためにごっそり削ったよ!そういう勇気、大事!引き算、大事!

いらないセリフは一つもなかったかな!?いらないシーンはなかったかな!?いらない役者はいなかったかな!?(←ズバズバいくぜ!)いらないシーン、セリフ、役者、舞台美、音響照明がないか吟味すべき。でもそれってめちゃんこ難しいしガストンも未だに全然できないからそれは強くは言えない。でも心がけることが大事。

とにかく、今回の劇むさを見て一番気になったのは脚本。ガストンは映画も舞台も全部脚本を一番に見る人だから当然なんだけど、今回の脚本は気になった。うーん。気になるところは無限にあるしもっと良くなる方法はいくらでもあると思うけどいかんせん企画外いってないしこれ以上はなんとも言えない。脚本家の人と脚本について話したい。脚本会議したい。あ、おもしろい脚本を書くにはどうしたらいいかとかまとめたサイトとか作りたい。

ポスター

ポスター、なんだあれは!雰囲気が舞台美術の雰囲気とあってない!ポスターはイラストだった。どんなイラストだったのかイマイチ思い出せない。でも印象は、かわいい、ポップ、少女、現代、わかりやすい話っぽい、て感じ。でも舞台美術と照明がつくる舞台上の雰囲気は、暗い、不気味、裏路地、危険、秘密基地、男子の隠れ家、機械、廃材て感じ。ポップではない。水色ではない(ポスターは全体的に水色だった)

劇むさのポスターってイラスト率高い気がする。ポスターで大事なのは1番に「演劇のポスターだとわかること」、2番に「公演の雰囲気が伝わること」だと思うんだけどイラストだとどうしてもふわっとしてしまい、いまいち伝わるものが少ない。情報が少ない。しかし実際、脚本と密に関わっているポスター(役者が衣装着て写っているなど)は、作ってから脚本変更が効かないからリスキーだし難しい。計画的に舞台作ってないとできない。その点、前回のアホロ『インクに願いを』はすごかったと思う。

ただし、毎回の劇むさのポスターがイラストであることによって、しかもなんとなくトーンが毎回似ていることによって、「劇むさのポスター」だということを知らせる効果はある程度ある気がする。それはいいと思う。ガストンは脚本や公演のコンセプトと絡んだポスターの方がクオリティ高いと思うけれど。実際それは難しい。

タイトル

「わたしの君が消えちゃう前に」っていうタイトル、見る前に興味も引かれなければ見終わった後に腹落ちもしないぞ。中身が見えてこないぞ。舞台のタイトルで個人的に大事だと思うのは1番に「見る前に興味引かれること」、2番に「作り手の自分たちがしっくりくること」3番に「見終わった後にしっくりくること」、だと思うんだけどどうだろう。わたしって誰だ!?君ってどのキャラだ!?意味人間のガストンはそういうの気になっちゃうぞ!

役者

全体的に、声量が少ない!動きがぎこちない!脚本的にきついシーンが結構あるから、役者のパワーでなんとか乗り切ってほしい!精神面で負けるな!「このシーンどうなの」って思っても顔に出すな!動きに出すな!

###主人公
さち子・・・阿部 香織さん?かな?
主人公のイタイ子!ぬいぐるみで遊ぶことに関してはガストン全くイタイと感じないし、なんならダッフィーのぬいぐるみと毎日お話してるけど、それはどうでもいいや!あの舞台ではそれをイタイ子の要素としてやってるのでもっと痛々しくやった方がいいのでは!観客もちょっと引く演技してくれてもいいのでは!映画「モテキ」の麻生久美子ぐらい引くような演技力見せてほしかった!でもよく考えたらお前主人公か!大丈夫かな!?とりあえず声量小さいのと、若干演技することに恥じらい感じてるフシあるから振り切ってほしい!

友人

千絵・・・清水ひなのさん、かな?
主人公の友人の人!声がガラガラだったのは初回だけか!?せっかく声量それなりに出ているのでガラガラなのが気になった。あとたぶん、目線がちらつく癖がある。

片思いの冴えない男の子

倉田・・・朱 宰渡、かな?さいとかな?さえない男の子。さえなさすぎて、動きぎこちなさすぎて、周りのお客さんで笑ってる人いた。おそらく笑わせるシーンじゃないところで。でも全然いいと思う。さえなさすぎて可笑しい、って方向に突き進んだらいいのでは。もうほんとに冴えない男子合うね!!おそらく素の部分が出ている。だからいい。演技力がおぼつかない役者でも、本人に近い役を演じてもらうと演技普通に上手くみえる。学生団体ならそのやり方は間違ってないと思う。実際アホロは毎回そうやって役者の演技力不足を全力で補いに行っている。

若干声量が小さいのと、両手の居場所に困っていること多いのと、足が変なタイミングで動いている癖があるので気をつけて。セリフいってる間のなんでもないタイミングで片足ちょっと動いたり。動いたら足に目が行くからね。

マジシャンの幽霊

タカナシ・・・中野 雄一朗さん、かな?
せっかくの唯一のギャグキャラなので、登場する旅に空気をガラッと変える存在になりうるので、そうなって欲しい。そのためには声量が足りないのと、動きが70%ぐらいにとどまっているので120%で動いて欲しい。歩幅大きく、肘伸ばす時は160度ぐらいでなく180度になるまで肘まっすぐ!ぴんと伸ばす!顔あげて暗い中照明たっぷり顔に当てる!表情筋動かす!ウソつきのブラボーぐらい動かす!全体的にキビキビ!アホみたいにキビキビ!「序盤でアホみたいな人と思ったら暗い過去もってて後半シリアスなシーンやるキャラ」という超おいしい役もらっているのだから、序盤はもっとアホに振り切ろう!まだ演技することに恥じらいを見て取れるぞ!アホキャラがそんなんでどうする!代わりにガストンがやりたいくらいだ!

マジシャンの恋人

まち子・・・平野 明さん、かな?
うまい!演技が一番、安心して見られる!噛まない!声量も出ていて滑舌もいい!ただ何か言うとしたら、これは全体にも言えることだけど、セリフとセリフの間の間が一緒!間(あいだ)の間(ま)が一緒!だから実際よりも長く感じる!単調に感じる。

表情が真横すぎてみずらいのが少し残念なので、ウソでも若干体斜めに向けてお客さんに顔見せれたらガストンはうれしい。

上司の人

神田・・・安藤 万実さん、かな?黒いコート着た上司の人。
何の仕事してる人なのか最後までわからなかった・・とりあえず、あの場所を解体したい人。主人公にやたらアタリ強い人。中学生に向かってそこまで言う!?っていうぐらい怖い大人の人。

んー。脚本上、少女を追い回したいとして、そこまで見ず知らずの少女に強く当たるものかな?やっていて本人は不自然に思わなかったのだろうか。それがずっと気になってしまった。

声量は出ていたし体もよく動いていたけど、行動一つ一つの動機に納得がいかないので人間として親しみがわかない。もうすこし怒りレベル下げた方がいいのでは?

カツカレー好きな部下の人

新橋・・・榊原 麗さん、かな?よかった!一番親しみが沸いた。ギャグキャラとして一番上手く機能していたし、この人が出てくる度に空気がちゃんと入れ替わっているように感じられてよかった。もっとギャグキャラとしてふりきっていい。「このシーンはこの人が笑いをとるだけのシーンです」までやってもいいのでは。新橋が笑いとっている横で上司と誰かが普通に会話してたりするから、新橋だけ見たくても見れなかったりする。もったいない。

声量はもう少し欲しかった。声が出てはいるんだけど、お客さんの方に飛んでいない印象。こもっている。惜しい。

これは全体に言えることだけど、この舞台はギャグもあっていいんだよね?劇むさによくあることだけど、「基本笑いはなし。練習中に思いついたギャグをちょくちょく入れている」感じの作り方なので、いざ笑わせたいシーンでも、お客さんは笑っていいのかどうかわからない。もっとギャグシーンを序盤で頻度高めで入れるか、わかりやすくギャグだけのシーンをたまには挟むとかすれば、「時々ギャグも入るコメディだけどメインはそこじゃない」という感じになり、見やすいのでは。

フレデリック

フレデリック・・・池田 夏子さん。カールじいさんのフレデリックセンさんを思い出しました。くまさん。最初、たぬきに見えました。チークを塗りすぎているせいではないだろうか。

うーん、恥じらいを感じる。いやあれは恥ずかしいと思うんだけども。やる以上恥じらいを見せてはいけない。ギャグキャラに振り切れないようであれば、やりきるしかない。いや一番ギャグキャラにしていい奴だと思うんだけど。

でも熊さんのはずがやたら人間の暗いところグサグサついてくるギャップは少し良かった。「現実見ようよ」とか「イタイと思われてないとでも思った?」とか言ってたっけ?そういうシーンだけ表情がフッと冷たくなったりするともっといいよね。

動きはもっとキビキビ!声量大きく!もっと気持ち悪い奴にしよう!

幼少期さちこ

さち子・・・藤原 真由子さん。てか藤原。お疲れ様でした!今回唯一の知り合い。やはりこういう役回りになるのね・・いやハマってはいるんだけど。演技の仕方が前回と似ていて、さちこというより藤原に見えてしまったかな。

てか泣いてたね!あの状況でよく涙流せたね!すごい!しかしあのシーンで涙流しながらどんなセリフを言っていたのかは全く覚えてないんだすみません。

でも演出がうまかったので、成長後のさちこと同一人物には見えた。そこは違和感なく見れた。うーんもっとよくするには・・やっぱり脚本に壁を感じるなあ

舞台美

めちゃよかった!!!まさかあれ倒れると思わなかった!!すげーびっくりした!!すごい!!しかもその後さらにあのパイプも落ちるとは!いいね!てか飛行機のジェット回ったね!!すごいね!!文句なし。ポスターとは印象ちがったけど・・

照明

さすがに全体的に暗くない?もう少し役者の表情見たい。

音響

音少なくない?静かで寂しいシーンが多かった。

webサイト

今見たけど、ストーリー乗ってるやん!あのストーリー、いいやん!大事なあらすじやん!劇見る前に読むのと読まないのとで、劇の見やすさかなり変わるやん!あれ観劇前に読んでもらえるようにパンフレット作った方が絶対いいと思う。

アンケート

役者一人一人に対して感想ほしいのであれば、役者の名前だけでなく役名と顔写真も載せた方が、お客さんが書いてくれるものの量は増えると思う。
あと毎回あるけど、見た過去公演にチェックつけるやつ、いる?あの設問は何に活かされるのだろう。ぱおぱおスター以前の公演があそこに載っていない理由は?

映像

床に投影するのかよ!見づらい!ああいうのするだけで素人感でてしまう気がする。「読みにくくてもないよりはマシ」ではなく、「かっこよさ的にはない方がスマート」かな。かっこよさ的なのは大事。今回の場合はなくて良い気がする。なんならオープニングシーン自体がなくてもいいのでは。あるのであれば、もっとコメディ色強くした方があのオープニングと本編がマッチする。

あとwebサイトに載ってた予告動画見た!これ↓

けど、トーンがポスターとも舞台美術ともちがくない?うーむ

衣装

んー特になし。気になることはなかった。フレデリックだけ彩度が高くてやや浮いていたが、狙いかな?とも思えるのでよし。

まとめ

以上です!やっぱりダメ出しばっかりになってしまった。でもこの文章量は劇むさに対する愛だと受け止めてくれ。5400字も書いていたことにびっくり。

学生団体にできて普通の団体にできないことって無限にある。トップと平社員が同期だったりする。だから全員で意見を出し合う環境がある。なかったりもするけど、凝り固まった団体にはまずできない柔軟性が必ずある。今回の劇むさを見て、やっぱり舞台は楽しいなと思いました。舞台がというか人間が。

ダメ出しばっかりになってしまった。こういうのは面と向かって言いたいんだ本当は。皆さんお疲れ様です。千秋楽まで頑張って〜

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です