webデザイナーの残業について

こんにちは!上から水滴が落ちてくるのはいいけど横から来るのはまじでクソコラちくしょう雨嫌い!ガストンです!

こないだ見たブラック・プレジデントっていうドラマで、主人公であるブラック企業の社長が「たらたら仕事したせいで発生した残業時間に給料が出るのはおかしい!」と言ってました。まあそうだよな、と思った、とだけ書くと反感を買いそうなので、なんでそう思ったかを書いてみます。

そもそもなんで残業するか

僕は今web制作会社でアシスタントデザイナーとしてバイトしてます。たまに残業がありますが、バイトなので長くても1時間ほどしか残業ありません。先輩方は終電近くまで残ったり、日によっては徹夜もあるそうです。僕がいつ残業するかというと、一日のノルマを定時までに終えられなかった時です。ノルマが終わるまで残業します。そのノルマというのは、大体昼間に与えられて、「今日中にできる?」と聞かれ「はい」と答えたものです。空気的にYesと言わなきゃいけないなんてこともないです。ただ、実際は、「はい!多分できます!というか頑張ります!というか先輩に褒められたいのでやってのけて見せます!」という気持ちです。そして間に合わず残業してます(ドーン!!!)

で、言わずもがなそのノルマっていうのは先輩なら余裕で定時までに終わらせられる分量なわけです。つまり僕がまだ未熟だから残業する羽目になってるわけです。それで残業代がもらえてしまうので、時々罪悪感さえちょっぴり感じます(ちょっぴりね。残業代はほしい←)。そして、その先輩が僕より3歳年上だとすると、僕はweb業界で生きていきたければ3年以内に先輩レベルまで達しないといけないわけです。web業界は変化が激しいのでもしかしたら2年でそうならないといけないかもしれません。つまり今のうちから「先輩レベルのノルマを定時に終わらせる」のを自分のノルマにしなきゃいかんわけです。「おれまだ先輩レベルじゃないから先輩レベルのノルマ課されるのオカシイヨ。おれでも定時までに終わらせられる分量ヨコセヨ」って言ってたら2年後もなんも成長してないと思うわけです。常に成長し続けるのは当たり前だと思います。だって新卒採用というものがそもそも、「会社に入ってから必要になる専門知識が全くない人を採用する」ということなんですから。

そもそも働くってどういうことか

そもそもね、働いたらお金がもらえるシステムを築き上げた昔の人たちは偉いです。だってそれ普通じゃないもん。例えば僕はある日webのバイトで、丸一日画像の加工だけやっていた。それでも一日分の給料もらえるわけですよ。おかしくない?だっておれフォトショ使って写真の明るさ変えたりトリミングしたりしただけだよ?おれが誰の役になったのか、どんな価値を生んだのかさっぱりわかりません。じゃあなぜおれは一日分の給料をもらえるのか。それは、他の誰かがその画像をサイトに載せて、また別の誰かがそのサイトを見て、その企業の商品に魅力を感じ、買い、その企業が儲かり、web会社に感謝しお金を払い、web会社の経理の人がそこから給料分を僕に渡してくれるからです。で、それを僕が待ってたら僕が画像を加工してから給料を貰うまでに何ヶ月もかかるので、毎月決まった額をもらうシステムになってるわけです。だから僕は心して時給以上の働きをしなきゃいけないわけです。

つまり元をたどれば、「疲れたら・手を動かしたら・やることやったら」お金がもらえるのが当たり前なんじゃない。「価値を産んだら」お金をもらえるのが当たり前なんです。で、「働く」というのは「価値を生むこと」です。大学卒業までは宿題さえやってれば「君の人生それでおっけー」と言われてきた。でも就職したら、職種によっては与えられた仕事以上の働きができるのが当たり前、ということがありうる。これさえやってりゃオッケー、という考え自体、安定してる国にしか存在しないはず。

そもそも職として目指すところがあるかどうか

もっと言うと、世の中の「あそこブラック企業らしいよやべえ」という意見の90%が他人事だと思います。で、当事者は、自分が勤める会社がブラックかどうかよりも「自分がその業界でどこまで上り詰めたいのか・そのためにどれくらい働けばいいのか」を考えるべきだと思う。僕はデザイナーになりたい。ずっとアシスタントデザイナーは嫌だ。そのためにどうすればいいか考える。webデザインのスキルを上げるためにすべきことや練習方法を考えて実践している。就職後は就業後や土日にそれをやらなくちゃいけない。もはや残業ダリィとかいうレベルじゃない。自主制作に熱中する美大生に労働基準法は存在しない。でも社会には存在している。社長はこれを無視するわけにはいかない。無視できるのは、自主的に、自分のスキルアップのために残業する社員だけ。

はあー。もちろん人生において仕事そのものは一部に過ぎないわけですが。

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