【ネタバレあり】劇団四季のリトルマーメイド見てきた

※ネタバレありです。ご注意ください。

劇団四季のリトルマーメイドを見てきた。2014年12月末までどの席も予約がいっぱいだった中、ポツンと一人分だけ空いている時間があったので入れた。s席だった気がする。1階のちょうど劇場の真ん中あたりの席で見た。

劇団四季のディズニー作品は今までライオンキングと美女と野獣を見たことがあるが、いつも僕は脚本の変更点を最も注目している。リトルマーメイドは1年前くらいにDVDで久しぶりに見たくらいで、ストーリーも細かい部分まで覚えていなかったが、大きく脚本が変えられていた。美女と野獣では馬のフィリップがいなくなっていたが、それ以上の変更ぶりだった。

巨大化したアースラをエリック王子が倒すシーンがない。魔法の貝(壊すとアースラが死ぬという設定)をアリエルが壊して死ぬ。変更した理由はやはり、巨大化したアースラを海上で船で激突して倒す、というのが舞台上でやるのはちゃちく見えてしまうからだろうか。実際、アニメの方でもあのエリック王子がアースラを倒すシーンは、(あ、これで終わり?アースラ弱っ)と思ってしまった。

だがちゃちく見せないようにする工夫も、劇団四季ならいくらかできるように思える、、、

あと見てない人が一番気になるであろう「人魚の脚」問題だが、これには驚かされた。アリエルやトリトン王は頻繁にワイヤーで空中を動いていたが、みんながみんなずっとワイヤーで動くわけではない。他の6人のお姉さんたちなど他のキャラクターは普通に歩いていた。

しかし見事に人魚らしさを演出していた。脚の衣装はもちろんつながっていて、脚をちょこちょこと動かし小股で移動する。つま先あたりから伸びた布を常に手に持ちそれをひらひらさせ、下半身まわりの衣装のボリュームが全体的に増え、ゆらゆらゆれている。とにかく「脚が2本」には全く見えなかった。

そして海の世界を演出する上で大きな役割をしていたのが上半身の動かし方だ。
カニのセバスチャンを除いて、ほぼ全ての魚のキャラクターが、舞台上にいる間は常に上半身を、というか全身をゆらゆら動かしている。人魚が前に向かって泳ぐ時のような、全身を波打たせるような動きだ。これをずーっとしている。決して静止しない。

劇団四季のキャッツを見たときに似た感動を覚えた。キャッツで全キャラクターが常に猫らしさを感じる仕草をし続けているように、ほぼ全員が常にあの動きをすることによって舞台上が海であるように見せていた。あの演出は見事だと感じた。

あと、ミュージカルシーンがアニメに比べると倍以上の数あった気がする。中には盛り上がる曲もいくつかあって、ミュージカルとして全体のボリュームを増す役割をしっかり果たしていた。

総じてやっぱりとっても良かった。劇団四季もディズニーも大好き。次見るとしたらもっと近くで見たい。前から5列以内で見たい。

ただ、劇団四季の発声はやっぱり声室に特徴が薄いですな…

セバスチャンもフランダーもカモメのスカットルも、みんな同じ声に聞こえた。

セバスチャンの声はもっとおじいちゃんっぽいあの声だろ~!と思った。

美女と野獣のガストンとルフウも、声質がディズニーアニメのそれと全く違っているのを聞いた瞬間、がっかりした。

やはりセリフがはっきり伝わるよう、はきはきした発声にするために特徴的な声質(たとえばルフウの鼻にかかった声など)を犠牲にしているのだとしたら、セリフなんてだいたい覚えてるから仮に聞こえなくてもいいじゃないと思う僕にしてみれば残念だ。あの声が聞きたいんだ。ライオンキングのティモンとプンバァはアニメに近い声でできてたのに…

セバスチャンいっそおれにやらせてくれればいいのに…←