epa!の外部通しについて

こんにちは!おれなら、お見合いで鼻からうどんを飲む女性がいたらお断りするね。ガストンです!

ムサビにepa!っていう毎年芸祭で舞台やってるパフォーマンスサークルがあって、僕は在学中そこでパフォーマンスしたり演出したりしてたんだけど、その団体がいつも外部通しっていうイベントを8,9月頃やってて、外部通しっていうのはepa!のOB、OGさんを呼んでリハーサルを見てもらって意見をもらう大事なイベントなんだけど、今度おれそれにOBとして呼ばれて見に行くことになったんだけど、この外部通しというものについて書いとく。

これから書くのは、おれが3年前epa!の演出やってたときに思ってたこと。今も間違ってないと思うので現役のepa!の子達に参考にして欲しい。

おれたち先輩のために舞台作ってるわけじゃないんすよ!

まず最初にこれ。おれたちは誰のために舞台作ってんだ!?先輩じゃねえ!お客さんのためだ!当日見に来るお客さんが合計1100人ぐらいいるとしてそのうちの一体何人が先輩だ!ごく一部だ!先輩にビビる必要はない。ましてや先輩に言われた通りに直す必要もない。あくまでepa!という場で好き勝手やるべきだ。結果的にお客さんが満足することだけを念頭に置いて芸祭まで突っ走るべきだ。

あくまでこれは自分たちの作品。例年のepa!とどれだけ似ているか似ていないかなどを含めて自分たちの作品。先輩の中には「epa!っぽさ」を求める奴もいれば「epa!っぽくなさ」を求める奴もいる。でもお前はそのどちらも目指すな。「お前っぽさ」が出せればそれだけがゴールだ。良いこと言った。

外部通しのために付け焼き刃で辻褄合わすのなんて勘弁だぜ!

外部通し直前になってよく、こういうことが起こる。

舞台装飾のあそこがまだ未完成だ。あそこはこの後こういう風になる予定。そうすればパフォーマーのあの動きの意味もお客さんはわかってくれるだろう。でもこのままだと先輩方は何が何だかわからないだろうな。せめて意味が伝わるように代わりのものを作ってはどうか。「本番ではどうせ使わないけど、外部通し用に作ってはどうか」

こういうことがよくある。で、必ず身内で「外部通しのためにやってるわけじゃなくない!?」みたいなケンカが起こる。

全くもってその通りだ。そんな辻褄合わせは意味ない。やめちまえ。先輩に伝わらなかったからなんだ。どうでもいい。本番で伝わりさえすればそれでいい。先輩には後で「あれはまだです」と言えば済む話だ。先輩もそういうのが仕方ないことはわかってる。

ただし、本番では全力でお客さんに伝えろ。

「自分たちが思っているより3倍はわかりやすくしないと伝わらない」

これはおれが先輩から聞いた名言だ。3倍だ。3倍わかりやすくなってるかどうか常に考えろ。多少わかりやすくするだけじゃだめだ。明らかに、誰が見ても、どうやったて、いやわかるだろ!!作り手がそれぐらい、呆れるぐらいわかりやすくして、初めてお客さんにとっての「わかった」になる。わかりやすすぎぐらいがちょうどいいんだ。自分たちの目は自分たちが思ってる以上に腐ってると思え。

先輩のアドバイスは9割聞き流せ

世の中のあらゆる教育というものについて言えるが、epa!の先輩はepa!の経験があるというだけで、教えるのが上手いわけじゃない。日本語が上手いわけでも、説明が上手いわけでも、「今のこの子にどんな言葉をかけてあげれば『頑張ろう!』と思ってもらえるだろう?」みたいなことを考えるのが上手いわけでもない。みんな下手くそだ。それをまずよく理解しとこう。でなきゃ自分の軸を揺さぶられて終わり。

先輩にも当然好みはあるし、それが自分らのやりたいこととズレてると思うなら自分を信じるべきだ!先輩を無条件で尊敬するな!先輩が言ってることは「どうやっても論破できない正論」以外耳にするな!

外部通しでは極力先輩を見下した状態からスタートすべし。その状態で聞いてもなおハッとさせられる意見だけを採用すべし。

一番大事なのが「取捨選択できる力」だ。他人の言っていることが的を射ているかどうかを自分の頭で判断できる力だ。これがないと自分たちのやっていることがブレブレになる。軸のない作品になる。普遍的な「いい意見」なんてものはないんだ。その意見がその作品に必要か否か、作品ごとに異なる。もっと言えばそのときのその団体の空気によっても異なる。理想論ばかり言う先輩の意見は当てにするな。作品の根本を覆すようなことを先輩が言い出したら、今の自分たちの団体の空気と照らし合わせながら大きな変更が可能かどうか考えろ。

外部通しってかなり危険なイベントだと思う。演出担当をはじめ多くのスタッフが自分で取捨選択できる人ならいいけど、そうでないなら下手にかき回されて終わる。現役のメンバーたちがただいたずらに自信を奪われて終わる。そうならずに参考となる意見だけもらえる場とすることが意外に困難だ。心して先輩に立ち向かうべし。

OBOGを気持ちよく招待できねえやつらがお客さんを気持ちよく招待できるか!?いやできない。

しかし外部通しのいいところは「お客さんの扱い方を練習できる」という点だ。OBOGの方々を、知り合いとは言え赤の他人のお客さんとして丁重に親切に扱え。これが本番前に練習できるのは外部通ししかない。

会った時の挨拶、どこにいればいいのかの指示出し、アドバイスをもらうときにどこに座ってもらって誰からどう意見をもらう形式にするのか。そういうのをきちっとする。

今年の春公演の外部通しは呆れた。OBOGの意見を聞く時間になって、やり始めてから効率の悪いことをOGに指摘され、「こうやって進めたらいいんじゃない?」と提案され、それをその場で採用していた。

こういうところで「しっかりしてる人たちかそうでないか」の決定打が下される。二度とああいう恥ずかしいことがないようにして欲しい。まあ作品作っててそういうとこを事前に話し合う時間がとれないという気持ちもわかるが、作品を見る前と見た後も作品の一部だという気持ちでやらなきゃならない。

以上。そんな感じ。引き締まってかかれ。今度の外部通しも行きます。いいもの期待してます。あ、あと先輩を見下した状態からスタートしろって言ったけど、それが一瞬でも態度に出たらめっちゃ怒るからよろしく。