私の作業を盗み見しなさいよ

こんにちは!お酒飲めない人に幸あれ!ガストンです!

聞いてくれこれは愚痴だ。酔った勢いでインターネットに投げ込むクソみたいな愚痴だ。お前が今ここでネット越しに受け止めることでガストンがリアルに吐き出すことを未然に防ぐのだ。こないだね、デザイン学科の後輩と飯食いながらおれがちょっとイラレ開いて作業してたの。イラレでちょっとした作業してたの。ちなみにこの後輩っていうのはおれより全然デザインできない人ね。お、なんだその目は。わかる。わかるぞ今お前の中でのガストンの人としての評価がガクッと下がったことは認める。だがこれは事実だ。おれの中の揺るぎない事実だ。奴はデザインにおいておれより下だ。グラフィック・web・エディトリアル何につけても必要なデザインの基礎力がおれより格段に下だ。おれが先輩だから当然だ、とか思うなよ。そう、思っちゃだめなんだ。あいつは何年かけようとおれには一生追いつかないんだ。そう確信した事件があったんだ。

おれがイラレをそいつの横でいじっている。そいつは飯を食っている。飯を食っているだけだ。おれはそいつの隣で飯を食いながらイラレを開いて作業をしている。そいつに画面が見える角度でpcを開いている。なのにそいつはビビンバを食っている。

おいお前らわかるか?自分より格段にデザインができる人間の作業工程を盗み見するということがどれだけ勉強になるかわかるか?自分より仕事ができる人がイラレでどんなふうにパスをひくのか、どんなふうに文字詰めするのか、そういうことを盗み見することがどれだけ貴重なことかわかるか?

わかればよろしい。わかるお前はいいんだ。問題はわからないお前だ。あとおれの横でビビンバを食っているお前だ。おいお前。ビビンバ食ってる場合か。おれの画面を見ろ。この空気を感じろ。おれが横で黙々と作業しているだろう。お前なにスマホいじってる。おれの作業画面を見ろ。そして「え?いまのショートカットどうやったんですか?」とか聞け。聞いてくれても大丈夫だよ的なオーラをおれは発しているだろう。何よりおれはそれくらい聞かれたら嬉しそうに応える人間だとお前知ってるだろう。早く聞け。おいタイムラインスクロールしてる場合じゃないだろう。ほら、今の見たか?こうやってマージンを整えると早いんだ。ほら、今の見たか?分割・拡張とアピアランスを分解はショートカットにしているんだ。おい、何寝てるんだ。何をお昼の睡眠とってるんだ。いい加減にしないか。ほらもう作業終わっちゃうぞ。作業が早いガストンはもう作業終わっちゃうぞ。・・もういい。もういいお前なんか一生イラレ使えるようにならない。自分よりデザインできる先輩の作業工程を無料で見学できるチケットをビビンバとツイッターと仮眠ごときで無駄にするような人間にデザイナーを名乗る権利なんかないんだ。お前なんかいつか自転車を両手放しで乗り回してきれいなお姉さんにぶつかってきれいなお姉さんに軽傷を負わせてきれいなお姉さんに嫌われればいい。その時にうっかりお姉さんのハンカチを間違えて持ち帰ってしまえばいい。それがきっかけできれいなお姉さんと今度お茶することになってその場でお姉さんがイラレを開いて作業し始めてお前はお姉さんとの話題作りのために画面を注視した結果新しいショートカットや文字詰めの極意を知ることになりその結果「ああそうかガストンさんが横で作業していた時もちゃんと見ていれば勉強になったな」と後悔すればいい。

おれが何を言いたいかわかったか?

まあつまりどういうことが言いたいかというと、デザインうまくなるためには上手いひとのデザインをたくさん見て吸収するしかないんだけど、イラレの使い方とか具体的な話になってくると、ぐぐるしかない。さらに、「既に自分が知っている(気になっている)ことをより効率的にする方法」とかはぐぐっても出てこない。ていうかぐぐろうとしないから知るきっかけがない。そういうことを、先輩の作業工程を横で見ることで知ることができる。だから先輩の作業を横で見るというのは大変貴重なことなんだ。だからビビンバを食うべきではない。

そんなことも人に言われないと気づかないような人はもう色々とスタートダッシュが後ろすぎる。考えが足りない。

こないだおれの先輩が言ってた。
「言われないとやらない人は言われなくてもやる人に絶対追いつけない」
そっすね。頑張って言われなくてもやります。

ググればなんでもわかる時代です。ググればわかることを、知らなかったら、おれは静かにその人を見下す。
同じようにおれは誰かに静かに見下されるのが怖いから、常にググり続ける。