月別アーカイブ: 2013年4月

プロのデザイナーってこういうことか

こんにちは、自分に鞭打って自分を追い込んで日々精進することが自分の幸せだと感じている根っからの頑張り屋さんが、そうでない人を「もっと頑張れよw」ってバカにしたなら、その時点でその頑張り屋さんは根っからの頑張り屋さんではないと思います。ガストンです。

いろいろありまして、今とあるweb制作会社でバイトとして働いています。誰でも知ってるような大企業から仕事をもらったりしていて東京の一等地に本拠地を構える結構大きなかっこいい会社です(そんなところでバイトしてるおれすげーだろ付き合って下さい)。

プロのデザイナーと一緒に仕事をするのは生まれてはじめての経験で、これがものごっついい刺激になってるんです。まだバイトが始まって間もないですが、今日はそこで学んだ「プロとしてデザインの仕事するってこういうことか!」と思ったいくつかのことをまとめマッシュ。

・納期を絶対に守る

今思えば、社会に出るというのは「絶対に」という言葉との出会いなんじゃないでしょうか。学生時代に絶対に、なんて言っても「もしできなくても死にゃしない」という暗黙の了解があります。学生の無断欠席なんて大した問題じゃありません。めっちゃ怒られたとしても単位を落としたとしても、結局それまでです。でも社会人は違います。もし納期をろくに守れなかったら取引先からの信頼をなくして、仕事もなくして、会社が潰れて明日食う飯がなくなって路頭に迷います。だから社会人は超本気です。仕事を確実にこなすためにできることは全部してます。この本気度が学生とは全然違うと感じます。

でもそれが社会人の常識なんです。そして学生はなるだけ社会人の常識を取り入れていかないと社会で上手いこといかないということです。

・いいもの作るの大前提。速度が大事

プロはすごいです。何がすごいって、納期を絶対に守るといいつつも仕事に手抜きもしないところがすごいです。

僕も経験がありますが、よくある学生の課題提出における妥協の例は、ギリギリまでやらない→ギリギリになってやり始めるが思った以上に時間がかかることに気づく→だが今気づいたところでもう遅い→しかし提出せねば単位もらえず→妥協だわっほい\(^o^)/  …という流れが挙げられます。

でもプロはスケジュール表とかびっしりしっかり書いてて、ギリギリにならないと初めない、なんてことしません。そもそも感情で制作を左右しません。ここがプロとアマの違いだと感じます。

そして、自分の満足いくデザインがなかなかできなかったら、満足いくまで残業してやり続けます。バイト先の上司からは仕事への熱意がひしひしと伝わってきます。素人の僕からすれば「そんな細かいところまで!?」とびっくりしてしまうようなところにも気がついて、直していきます。

そうすると、時間を守る、妥協もしない、が前提となっている(学生からすれば)ハイレベルな仕事は、速度が大事になってきます。ショートカットキーやちょっとした便利技などをいくつ知っているかの違いがデザイナーの年収を変えうるとさえ思えるくらい、人によって差がついています。早い人は遅い人の何倍も作業が早いです。僕みたいなアルバイトの人にとっては仕事が早いことによって時給が変わることはないかもしれませんが、自分の事務所を持って社長として頑張っているような人は、指示出しや仕事の効率化なども含めて速度が早いほど、1年間にできる仕事の量が違う=年収が変わるということです。プロ同士の間では、クオリティと速度(とコネの数)で差が生まれていると感じます。

・黙々と延々とやり続ける

これがプロと素人の違いを最も感じた点です。

プロの人は仕事を黙々と延々と何時間もぶっ通しでやり続けるんです。意味がわかりません。

僕のバイトの勤務時間は朝10時半から夜7時半まで(仕事終わらず大抵8時半になる)なんですが、正社員の方々は仕事が忙しい時期は夜の12時を超えることもあるそうです。ある上司は朝3時まで会社で仕事をして翌日10時に出勤、なんてこともあったそうです。美大生がなんとなく聞いていたデザイン業界の過酷さは少しも盛っていないリアルでした。

デザイン業界のリアルはさておき、僕が言いたいのはこういうことです。

学生は、やる気が出る出ないで課題をこなすスピードが変わりがちですが、前述したようにプロは感情による振れ幅が少ないです。ロボットのように黙々と延々とやり続けます。周りがそんなだから僕も10時半から19時半まで、お昼休憩ははさみながらもぶっ通しで割りとできちゃいます。

やる気出る出ないの有無を言わさず、やるもんはやる、というスタンスがプロの常識なのだと思います。

以上3点が僕の新しいバイト先で学んだ「プロってこういうことか」です。言わずもがな、僕はこのバイトを通して学んだことは家でやる自主制作や課題においても役だっています。「あ!やる気スイッチ切れた!否!バイト中だと思ってもうひと踏ん張りだ!」など、以前よりもずっとうまく頑張れています。ものすごーく進歩しています。今まで何度も何度も色んな手を使ってやる気を維持させる方法など考え続けて来ましたが、そのどれに比べても「プロの環境を肌で感じる」ということは効果があったようです。

何か変わりたければ、まず「環境」を変えるべきです。「意識」を変えても何も変わりません。

デ情の後輩に捧げるファイル管理方法

こんにちは。好きな異性のTwitterも逐一チェックしなければ勝ち残れない時代になったんでしょうか。そんなもんなんでしょうか。誰にも言えな い気持ちをTwitterにつぶやくような時代になったんでしょうか。「不特定多数」という”相手”がいい意味で存在していると言えるのでしょうか。冒頭 で真面目な話をしてしまいました。ガストンももう終わりだなあ。ガストンです。

さていささか手遅れな感もありますが、デ情1年生がデザインチックな課題をするのは5月の共通彫塑以降ということで今日のガストンは題して
「おめーらちゃんとやってる!?年末のポートフォリオ制作で悲しい涙を流さないために知っておきたいファイル管理の極意」

だよ!!もちろんMacユーザー向けに書いてる記事だよ!!さっそくいってみよー!!

1.階層つくってカテゴリごとに分けよ!!
はいもうこれは常識の中の常識の中の常識の中の常識とまでは言わずともまあ常識の中の常識って感じです。
まず、意を決してデスクトップを空にしてすべてのデータを書類フォルダで管理するようにしましょう。なぜならデスクトップが空だと気持ちがいいからです。いきなり自分の価値観を人に押し付けます。ガストンです。
で、書類フォルダを良い感じに階層わけします。僕のはこんな感じです

f:id:shohate:20130421130628p:plain

は…恥ずかしい…///
僕は書類の中にひとまず「武蔵野美術大学」というフォルダをつくっていて、この画像はその中身です。
「デ情」「造形総合」「文化総合」「自主制作」といった大きなフォルダをつくって、デ情の中に「1年」「2年」「3年」というフォルダを作り、その下は課題名で分けております。僕もまだまだ整理ができていませんが、こういうのはちらかりだしてからまとめてやるのよりも新しいデータを作るときに初めから整理された状態でつくる方がいいです。
新 しい課題にとりかかる前にまずはじめに何も考えずに課題名の新規フォルダを作りましょう。たとえその課題フォルダにひとつのイラレデータしか入れなさそう だと思っても必ず作りましょう。後々フォトショデータも入れる、となったときにめんどくさがってそこでもフォルダを作らなかったらもうめんどい→整理しな い→ちらかる→めんどいのデススパイラルの始まりだからです。

2.バックアップ用外付けハードディスクを買いなさい!!
み なさんMacのTime Machine(タイムマシーン)という機能は活用してますでしょうか。これはもう最強です。人生では⌘Zできない?Time Machineがあれば大丈夫。たった一度の「上書き」よって「ほんとにいいの?」の警告もなく消えてなくなってしまったあのデータも、あるいは「ゴミ箱 に入れる」した上に容赦なく「ゴミ箱を空にする」してトイ・ストーリー3に出てくるような焼却炉で完全に焼きつくされたあのデータも、Time Machineで過去に戻って取り戻しましょう(物理的に焼きつくされた立体制作は取り戻せません)。
そのためにまずは外付けハードディスクを書いましょう。
Q:外付けハードディスクってなに?
A:超容量多くて外見もごついUSBメモリです。

僕が今使っているのはこれ

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容量は2TB(テラバイト)です。11,800円もしますが、これがあるだけで「おおー!!デ情っぽい!!」って言われていい気分が味わえると思えば安いものです。
「2TBもいるの!?」
GB(ギガバイト)の格上がTBですが、僕は1TBを大学入る直前に買って、大学2年が終わるころにいっぱいになりました。どうせ就職してからも一生バックアップし続けると 思って次は2TBを買って、それを今使っています。容量がいっぱいになったら古いものから順に消していくという人もいますが、僕はなんとなく残したくて新 しいのを買いました。以前のハードディスクは棚にしまってあります。「どうせ2年前のデータを復元することなんてない」とも思いましたが、実家にある10 年前の写真アルバムを捨てずに一生押入れに入れときたい気持ちと同じです。え?デ情っぽい?さすがデ情?この褒め上手!!

とにかく、1TBにしろ2TBにしろバックアップはおすすめです!
デ 情では毎年年末にポートフォリオを作る課題が出ます。そこで役に立つわけです。僕もこないだ、バックアップに助けられました。たまーにしか役立ちません が、たまーにすごーく役に立ちます。過去に戻ることはこいつにしかできないんだから。「そこにあるはずのデータがない」という意味不明な事件は得てして起 こり得ます。自分を信じるな。PCを信じろ。
ファイルは徹底して管理しましょう。フォルダ分けは結構めんどくさいですが頑張りましょう。

いかがでしょうか。ファイル管理についてはこんな感じです。僕は後輩の前で先輩面して偉そうに喋り倒すのが三度の飯より大好きなので、この手のことはいつでも聞いて下さい。新歓楽しみにしています。

「積極性」「リーダー気質」は測れないゆえにおれたち試されてるんだぜ常に

こんにちは。最近、友達のポートフォリオWebサイトを作っています。自分のポートフォリオサイトを作って欲しい!という方はlqesnw8uessn6@gmail.comまでご連絡ください。宣伝です。ガストンです。

今日、オープンキャンパスの企画会議にお邪魔して、オーキャンのWeb担当をさせていただくことになりました。
僕 は本当はグループワークではリーダーをするのが大好きなんですが、今回のオーキャンではリーダーはせずにWeb担当にとどまることにしました。なぜなら、去年のオー キャンで僕はepa!の総演出とオーキャンの「2年リーダー」を両立させようとし、結局それは会議の時間がかぶるために失敗し、挫折したという苦い経験があ るからです。今年はプレゼミやデ情の授業に時間を割きたいと思っています。

で、 リーダーでもないやつがでしゃばるとややこしくなるということを知っている僕は今日はおとなしく企画会議をはたから見ていたんですが、ひとつ気になることがありまし た。助手さんが司会をしていることです。去年は最初っから3年の先輩が仕切っていました。これは学生でもできるはずだし、助手さんに任せてたんじゃ先が思 いやられるぞと思いました。こういうとこから「気づいて変えていく戦い」は始まってるんじゃないかしら。僕今日司会したかったです。

僕が思うに、リーダーとか企画とかの「指示出す側」に必要なスキルは思わぬところで測られています。「指示出す側」の人は多くの場合、自分で問題に気づき、誰に言われるでもなく自ら行動する必要があります。一番「指示出す側」になれないのは「そんなんやれとか先生に言われんかったもん」とか言ってるやつです。高校生の頃、「あの先生はなんて非効率的なやり方をするんだ。もっとこうしたらいいのに」とか内心思ってた人、ここは大学なんだから今度は自分が効率いいやり方を実践する番です。だから常に「自分がすべきことは何か」を考えてアンテナ貼って行動することが大事だと思います。

自慢話をします。

僕が今年の1月、Webグラフィックスという授業の打ち上げに行っていた時、客員教授として教えてくれていた先生(Web制作会社の代表)がぽろっと「うちバイト雇ってるよ。ムサビの人もいるよ」とこぼしたのに僕含め数人の学生が「まじっすか!僕も先生のとこでバイトしたいです!」という風に沸いていました。ある学生が「採用されるためには何が必要ですか?」と聞くと、先生は「熱意!それだけ!」と言いました。これには多くの学生が「適当なこと言うなよー」と内心がっかりしたんじゃないかと思いました。僕も、もっと具体的なことを言ってくれたらそれができるように頑張ったのにーとがっかりしました。そして先生は「またこの授業のfacebookページで募集要項とかあげとくよ」と言いはしたものの、その飲み会が終わった後しばらくしても音沙汰なしでした。バイトを志願した誰もが「流れたやつだ」と思ったと思います。僕もそう思って、個人的に先生にメッセージを送りました。「流れた感じですか?」しばらくして先生から返信「ありがとう!その熱意が嬉しいよ。また会社の方で話してみます」1週間後、また自分から送りつけました。「どうなりましたか?」(←ひつこい)そして3週間後、バイト面接に来るように返信がありました。めちゃくそうれしかったです。今はそこで念願のアシスタントデザイナーのバイトをしています。
後々聞くと、Webグラの授業の時から授業後に積極的に質問したり、わからないなりにActionscriptを5000行書いたりとしていたことから見える熱意を買われたそうですが、きっかけは自らメッセージを送ったという熱意です。
これは誰に言われるでもなく、そうしたほうがいいと自分で思ったからそうしたわけです。先生は飲み会で確かに「必要なのは熱意!」と言いました。しかし「必要なのは、流れたと思ったら自分からメッセージ送るとかそれくらいする熱意!」とは言っていません。言っちゃったら実践したところで先生に言われたことをまるで宿題をこなすかのように言われた通りしただけだからです。この簡単な宿題をこなしたところで熱意は証明できません。このように、熱意とか行動力とか積極性といったものはペーパーテストでも面接でも測ることができません。しかしこれはグループのまとめ役に必要な能力のひとつです。ちなみに言っとくけどこれは、このブログ読んで「意識する」だけで身につくようなものじゃありません。「熱意」とか「根気」は言葉にすれば「やればできそう」ですが、実際は違います。「好き」じゃなきゃやる気続かないしやる気続かせるためには様々な工夫が必要です。僕はepa!の総演出をしたときに、グループ内の課題を自ら発見し、解決のために知恵を絞ることを根気よく続けていました。言っとくけどこれまじおれ頑張った。超絶頑張った。しかし自分ではものすごくグループに貢献してるつもりなのに、失敗もたくさんするもんだから言うほど周りにほめられません。「これ、こうしたらもっといいんじゃないか!?」と思ったことを行動に移す、という行為は、失敗したら「でしゃばりがなんかやってるよワラ」と思われますし、成功してもみんな「誰のおかげか」には関心がなく、まるでほっといたら自然にそうなったかのように「よりよくなった状態」を享受します。だから自分が思っているほど褒められるわけでもなければ苦労が報われるわけでもありません。それでも僕は、自分がやっていることは意味のあることだと信じて続けていました。「リーダーなんだから人一倍頑張って当然」という周りからのプレッシャーに耐えるだけでなく、誰に言われるでもなく必要だと思ったことを自主的にやり続けるためにはそれくらいの「根気」が必要でした。出る杭は打たれる。誰に打たれているか。特にこの日本では、出ない杭が出る杭を打っていることが非常に多い。もったいないです。出たいなら出ましょう。まずは「おれがリーダーやります(あー言っちゃった)」から始めましょう。スポーツはルールが決まっていて「より◯◯のが良い」という一本の軸が基準としてあります。でもグループワークにはないんです。どこの企業も「どうしたらよりよくなるか」を必死で考えてんです。でしゃばろうよもっと。ばかみたいにでしゃばって失敗ばっかしてそれでもちょっとずつ成長するという行為が許されるのは大学だけなんだから。